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銀歯の詰め物について教えて! 

23.09.13(水)

銀歯の詰め物について教えて!

◎長所と短所と予後

銀歯の詰め物は、金属の合金で作られた詰め物です。金属の合金には、銀、パラジウム、銅、錫、亜鉛などが含まれています。銀歯は、耐久性、耐酸性、耐摩耗性に優れており、虫歯の治療や歯の欠損部分の修復に広く使用されています。

 

長所  耐久性が高い

耐酸性が高い

耐摩耗性が高い

価格が安い

短所  見た目が悪い

金属アレルギーのリスクがある

歯ぎしりや食いしばりによって歯が割れたり欠けたりする

 

予後

銀歯の寿命は、お口の中の環境や使用状況によって異なりますが、一般的には5年〜7年と言われています。ただし、歯ぎしりや食いしばりなどの習癖がある場合は、それよりも早く劣化する可能性があります。

 

銀歯のメリットは耐久性や耐酸性、耐摩耗性に優れていることです。そのため、虫歯の治療や歯の欠損部分の修復に適しています。また、価格も比較的安価です。

 

一方、銀歯のデメリットは、見た目が悪いことや、金属アレルギーのリスクがあることです。また、歯ぎしりや食いしばりによって割れたり欠けたりしやすいという点にも注意が必要です。

 

銀歯の詰め物は、虫歯や歯の欠損部分を修復するための、比較的リーズナブルな選択肢です。ただし、二次むし歯、見た目や金属アレルギーのリスクが気になる場合は、その他の詰め物材(ジルコニア セラミックなど)も検討することをおすすめします。

 

◎銀歯の熱膨張収縮の悪影響はあるの?

 

銀歯の熱膨張収縮は、銀歯の劣化や二次むし歯の原因となる可能性があります。

 

銀歯と天然の歯は、熱膨張係数が異なります。そのため、温度変化によって、銀歯と歯の間に隙間ができやすくなります。この隙間から、セメントが溶け出したり、食べカスや細菌が入り込んでしまったりすると、二次むし歯の原因となります。

 

銀歯の熱膨張収縮を軽減するためには、銀歯と歯を密着させるセメントを工夫したり、銀歯の厚みを薄くしたりすることで、隙間ができるのを防ぐことができます。ただ、銀歯の厚みを薄くすると今度はかむ力で変形や浮き上がりがでて、二次むし歯の原因となります。

また、歯ぎしりや食いしばりによって銀歯に負担がかかるのを防ぐことも大切です。

 

銀歯の熱膨張収縮による悪影響を心配する人は、セラミックやメタルボンドなどの詰め物材を検討することもできます。セラミックやメタルボンドは、銀歯よりも熱膨張係数が近いため、隙間ができることや銀歯の変形・割れによる二次むし歯のリスクが低いと考えられています。

 

保険診療で作った銀歯の適合性は良いの悪いの?

 

保険診療で作った銀歯の適合性は、基本的には良いと言えます。

保険診療で作られる銀歯は、保険の適用範囲内であるため、ある程度の品質が保証されています。また、歯科医師は、銀歯を正しく装着するために、さまざまな技術や知識を習得しています。

そのため、保険診療で作った銀歯は、しっかりと歯にフィットし、噛み合わせにも違和感なく使用することができます。

ただし、銀歯は、天然の歯と比べると熱膨張収縮が大きいため、隙間ができやすく、二次むし歯のリスクが高くなる点は注意が必要です。また、歯ぎしりや食いしばりなどの習癖がある場合、銀歯が脱離しやすくなるため、適切なケアが必要です。

保険診療で作った銀歯の適合性について、不安がある場合は、歯科医師に相談することをおすすめします。

 

銀歯って汚れが付きやすいの?

はい、銀歯は汚れが付きやすいというデメリットがあります。

銀歯は、金属の合金で作られているため、天然の歯よりも表面が粗く、凹凸があります。そのため、細菌や食べカスが付着しやすくなります。特に、コーヒーや紅茶、ワインなどの色の濃い飲食物をよく飲む人は、歯の着色が目立ちやすくなります。

銀歯の汚れを防ぐためには、定期的に歯科検診やクリーニングを受けることが大切です。歯科検診で、銀歯の状態をチェックしてもらい、必要に応じてクリーニングを受けてください。また、普段から、歯磨きやデンタルフロス、マウスウォッシュなどを丁寧に行い、歯の着色を防ぐようにしましょう。

銀歯の汚れが気になる場合は、歯科医師に相談し、適切な処置を受けることをおすすめします。

以下に、銀歯の汚れを防ぐためのポイントをまとめます。

  • 定期的に歯科検診やクリーニングを受ける
  • 歯磨きやデンタルフロス、マウスウォッシュなどを丁寧に行い、歯垢や歯石を除去する
  • 食後や飲食後は、口をすすぐ習慣をつける
  • 噛み合わせや歯ぎしりなどの癖がある人は、歯科医師に相談する

 

今回のブログでは、銀歯の詰め物について詳しく解説しました。特に、その長所、短所、予後、熱膨張収縮の影響、保険診療での適合性、そして汚れやすさについて触れました。

主なポイント:

  • 長所:銀歯の詰め物は耐久性、耐酸性、耐摩耗性に優れ、価格も比較的安いです。
  • 短所:しかし、見た目が悪いと感じる人も多く、金属アレルギーのリスクや、歯ぎしりや食いしばりの影響にも注意が必要です。
  • 予後:一般的には5〜7年の寿命がありますが、習癖によっては早く劣化する可能性も。
  • 熱膨張収縮:温度変化による隙間の生成が二次むし歯の原因となる可能性があります。
  • 保険診療:保険で作成される銀歯も基本的には高品質ですが、注意点もあります。
  • 汚れやすさ:銀歯は汚れやすいため、定期的なケアとクリーニングが必要です。

おすすめ:

  • 二次むし歯や見た目、金属アレルギーのリスクが気になる場合は、セラミックやメタルボンドなどの他の詰め物材を検討してください。
  • 定期的な歯科検診とクリーニング、そして適切なデイリーケアが銀歯の長寿命と美観を保つ鍵です。

以上のような多面的な観点から銀歯の詰め物を考慮することで、最も適した選択をする助けになれば幸いです。何か疑問や懸念があれば、歯科医師に相談することをお勧めします。

 

よく噛むことの大切さ

23.09.12(火)

今日は、みなさんに「よく噛むことの大切さ」についてお話したいと思います。

よく噛むことは、健康維持にとても大切です。よく噛むことで、次のような効果があります。

  • 食べ過ぎを防ぐ
  • 味覚の発達
  • 言葉の発音がはっきりする
  • 脳の発達
  • 歯の病気予防
  • ガン予防
  • 胃腸の調子を整える
  • 全身にエネルギーが行き渡る

食べ過ぎを防ぐ

よく噛むことで、食べ物が細かく砕かれ、消化吸収しやすくなります。そのため、同じ量を食べても、満腹を感じるまでに時間がかかり、食べ過ぎを防ぐことができます。

また、よく噛むことで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。血糖値が急激に上昇すると、インスリンが大量に分泌され、脂肪が蓄積されやすくなります。

味覚の発達

よく噛むことで、唾液の分泌が促進されます。唾液には、酸や塩基などの味覚を感じる成分が含まれているため、よく噛むことで、味覚をより感じやすくなります。

言葉の発音がはっきりする

よく噛むことで、口の周りの筋肉が鍛えられます。口の周りの筋肉は、言葉を発音するために重要な役割を果たしています。そのため、よく噛むことで、言葉の発音がはっきりするようになります。

脳の発達

よく噛むことで、脳の血流が良くなります。脳の血流が良くなることで、脳の活動が活発になり、脳の発達を促進することができます。

歯の病気予防

よく噛むことで、歯の表面を覆っているエナメル質を強くすることができます。エナメル質は、歯を守る役割を果たしています。そのため、よく噛むことで、歯の病気を予防することができます。

ガン予防

よく噛むことで、腸内環境が改善されます。腸内環境が改善されることで、大腸がんのリスクが低下すると考えられています。

胃腸の調子を整える

よく噛むことで、消化吸収が促進されます。消化吸収が促進されることで、胃腸の調子が整います。

全身にエネルギーが行き渡る

よく噛むことで、食べ物が体内でエネルギーとして効率よく使われるため、全身にエネルギーが行き渡ります。

このように、よく噛むことには、さまざまな効果があります。毎日の食事を、ゆっくりとよく噛んで食べるように心がけましょう。

よく噛むためのポイント

よく噛むことを意識するポイントは、次のとおりです。

  • 食事は、ゆっくりと時間をかけて食べる。
  • 一口の量を少なくする。
  • よく噛んで食べられない食べ物は、避ける。

また、よく噛むことをサポートしてくれるグッズも販売されています。

  • 噛みごたえのある食品
  • 咀嚼エクササイズ器具

このようなグッズを活用するのもおすすめです。

みなさんも、ぜひ、よく噛むことを意識して、健康的な食生活を送りましょう。

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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健康で、成績も含めた全体的な生活の質を向上させたい高校生へ 嚙むことの重要性について

23.09.11(月)

高校生にとって、成績や部活動、友情関係など多くの事柄が日常における重要なテーマとなります。しかし、それらの側面に照準を合わせるあいだに、食事という基本的な活動がしばしば見過ごされがちです。高校生は、学業に多くの時間とエネルギーを割き、食事を「なるべく速く済ませたい」と感じることも多いでしょう。しかし、このような生活態度が長期にわたって続くと、健康面での不都合が起きる可能性が高まります。

そこで今回は、食事においてしばしば軽視されがちな「噛むこと」にスポットを当てたいと思います。噛むことが健康や学業、さらには心の安定にどれほど寄与するかを論理的に解説していきます。噛むことの重要性を理解し、実践することで、健康で、成績も含めた全体的な生活の質を向上させる方法を探っていきましょう。

 

噛む行為と消化器系の関係性

まず、噛む行為が消化器系に与える影響について考えましょう。食物を口に入れた瞬間、咀嚼(そしゃく)によって食物は細かく砕かれます。この段階で唾液が混ざり合い、アミラーゼという消化酵素が炭水化物の分解を始めます。したがって、十分に噛むことで食物がより消化しやすい形に変わり、胃や腸への負担が軽減します。これは特に成長期で消化器系も発達途中である高校生にとって重要な点です。

噛むことと栄養吸収の最適化

次に、噛む行為が栄養吸収においてどのように役立つのかを考慮します。食物がしっかりと咀嚼され、消化器系で適切に処理されることで、栄養素が体に効率よく吸収されます。特に、高校生は成長と学習に必要な各種の栄養素を十分に摂る必要があります。よく噛むことで、必要なビタミンやミネラル、タンパク質などが最大限に吸収され、身体の成長だけでなく、学習能力の向上にも寄与します。

噛むことと食事制限の心理的側面

食事の速度にも注目が必要です。多くの人が気づかない間に速食してしまう傾向がありますが、これは満腹中枢が働く前に過多なカロリーを摂取してしまうリスクがあります。具体的には、噛むことを怠ると、脳が「まだ食べる必要がある」との信号を受け取る可能性が高くなります。しかし、噛む回数を増やすことで食事の速度が遅くなり、それが満腹感を感じやすくします。このことから、体重管理という観点でも噛むことの重要性は高いと言えます。

歯と口腔健康の維持

さらに、噛むことは歯と口腔の健康にも寄与します。噛むことによって歯に適度な負荷がかかり、歯周病や虫歯の予防につながります。特に、高校生は学業や部活動、友人関係などで忙しい日々を送るため、口腔ケアが疎かになりがちです。そのため、日常的な食事で噛むことを意識することで、口腔健康も保つことが可能です。

総合的な生活品質の向上

最後に、噛むことは食文化や生活品質全体に影響を与えます。例えば、日本の食文化では「一口三十回」という言い伝えがあり、食事を楽しみ、その場の雰囲気や味わいを大切にする文化があります。噛むことを意識することで、これらの要素も深く理解し、より豊かな食生活を送ることが可能になります。

以上の各点から、噛むことの重要性は多角的に理解されるべきです。特に、成長と発展の真っ只中にある高校生にとって、この習慣は学業だけでなく、生活全般の質を高めるためにも極めて重要です。従って、食事においてしっかりと噛む習慣を身につけることを強く推奨します。

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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舌小帯異常てなんでしょう?

23.09.10(日)

「舌小帯とは、舌の下面から下顎の歯肉の内側に連続している索状のひだのことを指します。この舌小帯が短すぎる、または舌の先端まで伸びている状態を舌小帯異常(舌小帯短縮症や舌癒着症)と呼びます。

舌小帯異常について説明します。

 

  1. 舌小帯異常とその影響

舌小帯異常があると、舌の動きが制限されることがあります。これが原因で、以下のような問題が起こることがあります。

 

授乳障害

発音障害

咀嚼障害、歯並びの乱れ

  1. 舌小帯異常の原因

 

先天性の原因:

胎児の発達過程:胎児の舌は初め、口の底部と一体化しています。妊娠が進行すると、舌小帯が形成される過程で不完全な分化が起こることがあります。

遺伝:舌小帯異常が家族的に見られることがある。遺伝子の変異や家族内の環境要因が関与する可能性が考えられます。

後天性の原因:

外傷や事故:顎や舌への外傷が舌小帯の異常を引き起こすことがあります。

手術や治療の結果:口腔内での手術や治療により、舌小帯に瘢痕組織が生じることがあります。

  1. 舌小帯異常の診断方法

舌小帯異常は臨床的検査を通じて診断されます。医師は口腔内を観察し、必要に応じて超音波やMRIを使用して詳しい検査を行います。

 

  1. 症状とその影響

 

授乳困難:舌小帯が短いために乳首を適切に吸えない場合があり、これにより乳の摂取が不足することが考えられます。

発音障害:「た」「さ」「ら」などの音の発音が不明瞭になることがある。

咀嚼障害:舌の動きの制限から、食物の咀嚼や飲み込みが困難になることがある。

歯並びの乱れ:舌が適切な圧力を上顎にかけられないため、歯並びが乱れることがあります。

舌小帯異常の症状は個人差があります。適切な診断と治療を受ければ、多くの症状は改善することが可能です。」

③. 診断

舌小帯異常の診断は、主に臨床検査により行われます。医師は口の中を直接観察し、舌の動きや形状を確認します。重度の場合、舌の先端がハート形になることがあり、これが診断の手がかりとなります。

 

診断のプロセス:

 

問診:患者の医療歴、症状、特に授乳や発音、食事の際の問題を詳しく確認します。母親からの情報、例えば授乳時の困難や頻繁な泣き声も参考にします。

 

口腔内の観察:医師は口の中を詳しく観察し、舌を上げたり前に突き出した際の舌小帯の長さや位置を確認します。

 

舌の動きの確認:舌の動きをテストし、その上下左右の動きや、舌の先端が上顎や下顎のどの程度に達するかを確認します。

 

ハート形の舌の確認:重度の舌小帯異常で舌の先端がハート形になっている場合、これを注意深く確認します。

 

機能テスト:舌の機能を評価するテストも行われることがあり、赤ちゃんの場合は乳首の吸引の強さや効果性をテストすることが考えられます。

 

追加的な診断手法:

 

画像診断:舌小帯異常の診断には通常画像診断は必要ありませんが、舌や口腔の他の異常を確認するため、X線やMRIが利用されることがあります。

 

専門家の意見:必要に応じて、耳鼻咽喉科医、歯科医、言語療法士などの専門家の意見を求めます。

 

最終的に、これらの診断手法から得られた情報に基づき、医師は舌小帯異常の有無や重度を判断します。治療の適応や必要性も、この診断結果に基づき決定されます。

④. 治療

 

舌小帯切開術(フレネクトミー):最も一般的な治療方法として知られるこの手術では、短い舌小帯を切開し、舌の動きを向上させます。手術の所要時間は短く、ほとんどの場合、合併症は生じません。

ストレッチングや言語療法:舌小帯がわずかに短い場合、手術を避けて舌のストレッチングや言語療法を通じて舌の動きを改善することも可能です。

⑤. 予後

 

手術後の即時の結果:手術直後には、多くの患者が舌の動きが向上します。これにより、授乳や食事の問題が大幅に改善されることが多いです。

長期的な結果とトレーニングの必要性:手術後のリハビリやトレーニングは、正確な発音や適切な咀嚼の技術を習得するために重要です。

早期治療の利点:早期の診断と治療は、将来的な発音や食事の問題を予防するために重要です。

⑥. 予防

 

予防に関して:舌小帯異常は先天的な原因によることが多いため、発生を完全に防ぐ方法は確立されていません。

新生児期や乳児期の観察:新生児の授乳の様子や舌の動きを観察することは、早期に舌小帯異常を発見するために重要です。

定期的な健診:乳幼児期の健診で、医師に舌の動きや形状をチェックしてもらうことは、早期発見に役立ちます。

発音の監視:子供の発音を監視し、異常があれば早めに対処することが必要です。

教育と情報共有:舌小帯異常に関する知識の共有は、早期発見と適切な対応のために重要です。

最後に、舌小帯異常の適切な診断と治療は、多くの問題を解消し、長期的な影響を最小限に抑えることができます。

 

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

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子育て世代へ:フッ素の知っておきたい効果と使用法(後編)

23.09.09(土)

子供の歯の健康はもちろん大事ですが、大人の歯の健康も非常に重要です。フッ素はそのキーポイントの一つとなります。ここでは、子育て世代に向けたフッ素の効果と使用法についての後編を解説します。

3⃣. 正しい使用法

日本で販売される歯磨剤の多くにはフッ素が含まれています。子供がまだ歯磨剤を使用できない場合、低濃度のフッ素を含んだスプレーやジェルタイプの製品も市販されています。日常の歯磨きと併用することで、より効果的なむし歯予防が期待できます。

正しい使用法と注意点

  1. 歯磨剤の選び方

フッ素が含まれているかどうかを確認することが基本です。歯磨剤の成分表に「フッ化ナトリウム」が記載されている場合、その製品にはフッ素が含まれています。子供用の歯磨剤もありますので、年齢に応じた製品を選ぶと良いでしょう。

  1. 適量の使用

成人と子供では必要なフッ素の量が異なります。子供には、小さな豆粒程度の量で十分です。大量に使用すると、フッ素を過剰に摂取するリスクがあります。

  1. スプレーとジェル

まだ歯磨剤を使えない小さな子供向けには、低濃度のフッ素を含んだスプレーやジェルもあります。これらは歯科医の指導のもとで使用することが推奨されています。

  1. 歯磨きの手順

フッ素が効果的に働くためには、歯磨きの後すぐに口をすすがないことが理想です。数分間はフッ素が歯にしっかりと働く時間を与えましょう。

  1. 定期的な歯科検診

歯科医院でのフッ素塗布も一考です。これは高濃度のフッ素を用いるため、むし歯予防に非常に効果的です。ただし、これも歯科医師の指導が必要です。

注意点

 

4⃣. 注意点

フッ素は適量が大事です。過剰摂取すると健康に害を及ぼす可能性もあるため、指示された分量を守ることが大切です。

  • 過剰摂取の防止

フッ素は必要な量を超えて摂取すると、フルオローシスという症状が出る可能性があります。これは歯や骨に白い斑点や変色を引き起こすことがあります。

  • 飲み込まないように

小さい子供が歯磨剤を飲み込む可能性がありますので、親がしっかりと見守るか、飲み込まないように指導することが重要です。

以上のような方法で、フッ素は日常生活で効果的にむし歯予防に役立ちます。子育て世代の皆さんも、これらのポイントを参考にして、お子さんの歯の健康を守ってください。

 

5⃣. 大人も効果的!

フッ素の効果は子供だけではありません。むし歯予防の基本は歯磨きですが、フッ素を適切に利用することで、大人もむし歯から歯を守ることができます。

フッ素は大人にも多くのメリットがあります。子供がむし歯になりやすいのと同様に、大人も日常生活の中でさまざまな理由でむし歯になる可能性があります。特に、加齢とともに唾液の分泌が減少したり、口の中の環境が変わることで、むし歯のリスクが高まる場合があります。

フッ素の効果とその利用方法(大人向け)

  1. 歯の質を強化

フッ素は、歯のエナメル質を強化し、酸による侵食を防ぐ効果があります。これは大人でも非常に有用で、特にコーヒーや紅茶、炭酸飲料など酸性の飲み物を好む人にとって重要です。

  1. リミネラリゼーションの促進

酸によって歯が溶け出したカルシウムを、再度歯に戻す過程であるリミネラリゼーションを助けます。これは大人にとっても、老化や食生活の乱れからくる歯の健康問題に対する一つの解決策です。

  1. 抗菌作用

フッ素は、むし歯の原因となる細菌のメタボリズムを妨げるため、抗菌作用があります。これにより、むし歯だけでなく、歯周病の予防にも役立ちます。

  1. 適切な製品の選択

大人用の歯磨剤にもいくつか種類があります。高濃度フッ素配合のもの、歯茎ケアに特化したものなど、自分の口内環境とニーズに合わせて選びましょう。

  1. 定期的な歯科検診とフッ素塗布

歯科医院での定期的な検診は欠かせません。高濃度のフッ素を専門的に塗布してもらうことで、より効果的なむし歯予防が期待できます。

 

皆さんの日常の生活に、フッ素を上手く取り入れて、家族全員の口元を健康に保ちましょう。

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子育て世代へ:フッ素の知っておきたい効果と使用法(前編)

23.09.08(金)

子供の歯の健康はもちろん大事ですが、大人の歯の健康も非常に重要です。フッ素はそのキーポイントの一つとなります。ここでは、子育て世代に向けたフッ素の効果と使用法について簡潔に解説します。

 

1⃣. フッ素とは?

  1. 基本的な情報:

フッ素は、周期表において原子番号9で表される元素です。その化学記号は「F」とされます。フッ素はハロゲン族の一部で、その性質から他の物質と非常に容易に結合します。

 

  1. 分布と存在:

フッ素は地球の岩石、土壌、水、多くの食品、そして大気に自然に存在します。しかし、純粋なフッ素としての存在は稀で、通常はフッ化物として存在します。例として、飲料水や茶、海産物などには微量のフッ化物が含まれています。

 

  1. 体内での役割:

人体内では、フッ素は主に骨や歯に蓄積されます。フッ素は、歯のエナメル質を強化し、むし歯の予防に効果的であると広く認識されています。また、骨の形成と健康の維持にも関与していると考えられています。

 

  1. フッ素の摂取源:

食事を通じて、私たちは日常的にフッ素を摂取しています。特に、魚や茶、多くの野菜や穀物に微量のフッ素が含まれています。さらに、一部の地域では、むし歯の予防のために飲料水にフッ素が添加されている場合があります。

 

  1. 注意点:

フッ素は適量が重要です。過度な摂取はフルオローシスという状態を引き起こす可能性があり、骨や歯に斑点や変色を引き起こす場合があります。日常の摂取量を適切に管理し、特に子供の場合は過度なフッ素歯磨剤の使用を避けることが推奨されています。

2⃣. フッ素の効果とむし歯予防

1. 歯の質を強化する

 

フッ素は歯のエナメル質(外側の硬い層)に作用して、その構造を強化します。具体的には、エナメル質を形成する主要な成分であるハイドロキシアパタイトが、フッ素イオンと反応してフルオロアパタイトに変わります。フルオロアパタイトはハイドロキシアパタイトよりも耐酸性に優れているため、酸による侵食(脱灰)を抵抗する能力が高まります。

 

2. 酸による脱灰を修復

 

食事や細菌活動によって口内が酸性になると、エナメル質のカルシウムとリンが溶け出してしまう現象が起こります。これが続くとむし歯になりますが、フッ素はこの溶け出したミネラルを歯に「再石灰化」する手助けをします。この過程でエナメル質は自然に修復され、むし歯の進行が遅延または阻止されます。

 

3. 細菌活動の抑制

 

フッ素はむし歯の主要な原因である細菌(主にミュータンス菌)の活動を抑制する働きもあります。これらの細菌は、砂糖などの炭水化物を代謝して酸を生成します。フッ素はこの酸生成の過程を妨げ、細菌がエナメル質を侵食する能力を低下させます。

 

以上のようなメカニズムによって、フッ素はむし歯の予防に非常に効果的です。しかし、その効果を最大限に引き出すには、適量をしっかりと管理することが必要です。特に子育て中の親としては、子供が過度にフッ素を摂取しないように注意する重要性があります。過剰摂取によって引き起こされるフルオローシスは、歯や骨に損傷を与える可能性があるため、注意が必要です。

次回はフッ素の正しい使用方法と注意点 そして大人も効果ありについてお話します。

 

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老化と健康を考える「フレイル」と「オーラルフレイル」

23.09.07(木)

老化と健康を考える上での重要なキーワード「フレイル」と「オーラルフレイル」

こんにちは。今日は高齢者の健康に関わる非常に重要なキーワード、「フレイル」と「オーラルフレイル」について深掘りしてみたいと思います。これらの概念は、私たちが考える「健康寿命」や「QOL(生活の質)」に密接に関わるものです。

フレイルとは

フレイルとは:加齢に伴う脆弱性の理解

1. フレイルの背景 フレイルは、高齢者特有の健康状態を指す概念として近年医学界やケアの現場で重視されています。特に、都市部の高齢化が進む中、健康寿命の延伸や高齢者の自立支援が大きな社会課題となっているため、フレイルの理解は非常に重要です。

2. 生理的脆弱性とは フレイルの中核をなす「生理的脆弱性」とは、加齢や慢性疾患により、身体の複数の機能が次第に低下していく状態を指します。この低下は、日常生活の中での転倒リスクの増加や、疾病の発症、入院やリハビリテーションの必要性、さらには死亡へのリスク増大といった具体的な問題を引き起こすことが知られています。

3. フレイルの主な指標とその詳細

  • 筋力の低下
    • 加齢に伴い筋肉量が減少する現象は「サルコペニア」と呼ばれます。特に太ももの筋肉が著しく減少すると、立ち上がる動作や歩行が困難になる可能性が高まります。
  • 歩行速度の遅さ
    • 歩行速度は、身体の全体的な機能や健康状態を反映する指標とされています。特定の距離を歩くのにかかる時間が増加すると、フレイルのリスクが高まるとされています。
  • 疲れやすさ
    • 日常の活動で疲れやすくなることは、身体のエネルギー代謝や心肺機能の低下を示唆している可能性があります。
  • 活動量の低下
    • 一日の大部分を座ったまま過ごす、あるいはベッドで横になって過ごす時間が増えると、筋肉や骨の機能低下が加速します。
  • 無意図的な体重減少
    • 食欲不振や摂取量の減少、消化の問題などが原因となり、栄養状態の悪化が体重減少を引き起こすことがあります。これは、身体の筋肉量や骨密度の低下を招きます。

これらの指標は、それぞれが身体の異なる側面を示すものであり、3項目以上該当する場合には、全体的な健康リスクが高まると考えられ、フレイルとしての診断が一般的に考えられます。

オーラルフレイルの概念

オーラルフレイル:口腔の健康と生活の質をつなげる概念

1. オーラルフレイルとは? オーラルフレイルは、口腔内の健康状態や機能の低下を示す概念で、これが全身の健康や日常生活の質に影響を及ぼすリスクを意味します。フレイルが身体の脆弱性を指す一般的な指標であるのと同様、オーラルフレイルは口腔の脆弱性にスポットを当てた概念として考えられます。

2. オーラルフレイルの主な指標とその詳細

  • 嚥下機能の障害
    • 口腔の筋肉の弱化や感覚の低下、病気などの影響で、食物や液体の嚥下が困難になることがあります。これにより、誤嚥や誤飲のリスクが増大し、肺炎の発症リスクも上昇します。
  • 摂食障害のリスク増加
    • 歯や歯ぐきの問題、咀嚼・嚥下困難が原因で、食事の摂取が適切に行えない状態が生じます。これが長期化すると、全身の栄養状態が悪化し、身体機能の低下や疾病の発症リスクが増加する可能性があります。
  • 咀嚼機能の低下
    • 歯の喪失、顎の筋力の低下、歯の状態の悪化などが原因となり、食物を適切に咀嚼できなくなります。咀嚼の重要性は、消化の初めのステップであるだけでなく、認知機能や社会参加にも関係しているとの研究結果があります。
  • 口の中の痛み
    • 歯周病、虫歯、口腔内炎、口腔がんなどの疾患が原因で口の中に痛みを感じることがあります。この痛みは、食事の摂取や話すこと、笑うことなど日常生活の質に大きく影響する可能性があります。
  • 唾液の減少
    • 薬物の副作用、加齢、特定の疾患などにより、口の中が乾燥しやすくなることがあります。唾液は口腔内の清潔を保つ役割があり、その減少は虫歯や歯周病のリスクを増大させます。
  • 舌の筋力の低下
    • 舌の筋肉の衰えは、話す、食事の嚥下、味覚の変化など、さまざまな影響を及ぼします。

これらの指標は、高齢者の口腔健康の重要性を浮き彫りにしています。オーラルフレイルを理解し、適切なケアや予防策を講じることで、高齢者の生活の質の向上や全身の健康の維持・向上に寄与することが期待されます。

なぜこれらの概念が重要なのか

フレイルおよびオーラルフレイルの重要性とその背後にある理由

1. 生活の質(QOL)との深い関連

フレイルやオーラルフレイルの状態が進行すると、その影響は単に身体的な機能の低下だけに留まりません。日常の楽しみ、社会参加、心の健康など、生活の質(QOL)全体に影響を及ぼす可能性があります。特に、食事を楽しむことは私たちの生活の中で重要な役割を果たしており、オーラルフレイルによる摂食困難は心の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

2. 栄養状態への影響

オーラルフレイルの状態では、嚥下や咀嚼の困難により食事の摂取が難しくなります。これにより、タンパク質やビタミンなどの必要な栄養素の摂取が不足し、全身の筋肉量の減少や免疫力の低下を招きます。栄養不足は、高齢者において疾病のリスクを増加させる要因ともなりえます。

3. 全身の健康との密接な関係

口腔の健康は、驚くべきことに心血管疾患や糖尿病といった全身の疾患とも関連があります。歯周病の細菌が血液を介して全身に広がることで、心臓や血管に炎症を引き起こす可能性が指摘されています。また、口腔の健康状態は糖尿病のコントロールにも影響を与え、逆に糖尿病は口腔の健康状態を悪化させることも知られています。

4. 予防・早期発見の重要性

これらのリスクを考慮すると、フレイルおよびオーラルフレイルの早期発見は極めて重要です。初期の段階での介入により、その進行を遅らせる、または改善することが期待されます。定期的な健康診断や口腔内のチェックを通じて、初期の兆候を見逃さないようにすることが大切です。

まとめ

まとめと未来への展望

老化は避けられない自然なプロセスですが、私たちがこの進行をどのように受け入れ、対応するかが、健康寿命をどれだけ延ばせるかを決める鍵となります。近年、老化研究の中で「フレイル」と「オーラルフレイル」は大きな注目を集めています。

1. フレイルとオーラルフレイルの重要性
身体の全体的な脆弱性を示す「フレイル」と、口腔の健康を中心にした「オーラルフレイル」は、どちらも高齢者の日常生活の質や健康状態に深く関わっています。これらの状態を理解し、早期に対策を講じることは、疾病のリスクを低減し、自立した生活を継続するために不可欠です。

2. 未来の研究と展望
フレイルやオーラルフレイルに関する研究は日々進行中で、これからも新しい発見や治療方法、予防策が期待されます。特に、早期発見や予防に関する取り組みは、高齢者の健康維持や医療費の削減に寄与すると考えられます。

3. 健康情報の普及とその重要性
これらの知識を広く普及させることは、高齢者だけでなく、若い世代にとっても重要です。若い段階からの予防策の取り組みや生活習慣の見直しは、将来の健康寿命の延長に大きく寄与するでしょう。

今後も私たちは、高齢者の健康をサポートするための最新情報や研究結果を皆様にお伝えして参ります。私たちの情報が、皆様の健康で充実した毎日の一助となることを心より願っております。

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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子供の舌の癖、早めのケアが鍵!ママさんたちへのアドバイス

23.09.06(水)

舌の癖が歯並びに悪影響と知っていますか?


ブログタイトル:子供の舌の癖、早めのケアが鍵!ママたちへのアドバイス


こんにちは、ママさんたち!お子さんの歯並びや発音、気になっていますか?子供の成長とともに気になるのが、その歯並びや発音。でも、実はそれに大きく影響しているのが、子供の舌の癖だって知ってましたか?

子供の舌の癖って?

舌の癖と聞くと少し不思議に感じるかもしれませんが、実は私たちが日常的に行う行動や癖が、歯並びに影響を与えるんです。特に、以下のような癖は要注意!

  1. 舌突出癖:ジュースを飲んだり、ごはんを食べたりする時、舌で前歯を押す癖。
  2. 口呼吸癖:口を開けてのんびり呼吸すること。特に寝ている時に。
  3. 指しゃぶり癖:子供のころ、安心するためや寝る前に指を口に含んで吸う癖。

これらの癖が続くと、歯にかかる力で歯の位置が変わってしまい、キレイな歯並びが崩れてしまうんです。

どんな影響があるのかな?

具体的には、こんな影響が考えられます。

  • 上顎前突:前歯が前に出てきてしまうこと。
  • 開咬:前歯の間に隙間ができちゃうこと。
  • 受け口:下の前歯が上の前歯よりも前に出てしまうこと。
  • 叢生:歯がきっちりと並ばずに、ちょっとずつ歯が重なっちゃうこと。

そして、意外と知られていないのが、舌の癖が発音にも影響すること。子供が舌足らずに話すことや、鼻声っぽく聞こえることがあると、それも舌の癖が関係しているかもしれません。

だから、早めのケアが大事!

子供の舌の癖は、なんとなくの習慣や安心感からくるものが多いので、なるべく早いうちに気づき、一緒にケアしてあげることが大切。どうやって改善するか、簡単な方法を紹介しますね。

  1. 舌の筋トレ:楽しくて簡単!舌を上下や左右に動かすゲームをする。
  2. 舌の位置のチェック:鏡で一緒に舌の位置を見て、中央になるように練習する。
  3. 口呼吸のケア:おやすみ前や昼寝時に鼻呼吸を意識するよう声をかけてみる。

このような練習やケアは、お子さんと一緒に楽しみながら取り組めるものばかり。毎日のちょっとした時間を使って、親子のコミュニケーションとして取り入れるといいですね。

まとめ

子供の舌の癖、放っておくと大人になってからの歯並びや発音に影響が出てくることも。だからこそ、今のうちから気づいて、ママたちの手で一緒にケアしてあげることが大切です。子供の成長はあっという間。だからこそ、今を大切にして、笑顔あふれる毎日を過ごしましょう!

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

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「喫煙は歯周病を引き起こすのですか?」

23.09.05(火)

タイトル「喫煙は歯周病を引き起こすのですか?」

喫煙は歯周病を引き起こします

喫煙は、歯周病のリスクを高め、歯を失う原因となります。歯周病とは、歯周組織(歯肉、歯槽骨、歯根膜)に炎症が起きる病気です。歯周病の原因は、歯垢(プラーク)が歯に付着し、細菌が繁殖することです。喫煙は、歯周病を悪化させる様々な作用があります。

喫煙と歯周病の関係

喫煙は、歯周病のリスクを2〜3倍高くします。また、喫煙者は、非喫煙者に比べて歯周病が重症化するリスクも高くなります。

喫煙が歯周病を悪化させる原因

喫煙は、歯周病菌の増殖を促進します。また、喫煙は、歯肉の炎症を抑制します。さらに、喫煙は、免疫機能の低下を引き起こします。これらの作用により、喫煙者は、非喫煙者に比べて歯周病にかかりやすいのです。

喫煙と歯周病のリスク

喫煙は、歯周病のリスクを高めるだけでなく、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病のリスクも高めます。また、喫煙は、歯を失うリスクも高めます。

喫煙をやめると歯周病が改善する

喫煙をやめると、歯周病のリスクは低下します。また、喫煙をやめると、歯周病が改善することもあります。

まとめ

喫煙は、歯周病を引き起こす危険な習慣です。喫煙をやめれば、歯周病のリスクを低下させ、歯を健康に保つことができます。

禁煙のメリット

喫煙をやめれば、歯周病のリスクを低下させるだけでなく、以下のようなメリットがあります。

  • 心臓病のリスクを低下させる
  • 脳卒中のリスクを低下させる
  • 糖尿病のリスクを低下させる
  • 肺がんのリスクを低下させる
  • 早死のリスクを低下させる
  • 口臭を改善する
  • 歯を白くする
  • 歯を丈夫にする
  • 歯を長持ちさせる

禁煙の方法

禁煙は難しいですが、不可能ではありません。禁煙を成功させるためには、以下のような方法があります。

  • 禁煙を決意する
  • 禁煙をサポートしてくれる人を探す
  • 禁煙補助薬を使用する
  • 禁煙を継続する

禁煙をサポートしてくれる人

禁煙をサポートしてくれる人は、以下のような人がいます。

  • 家族
  • 友人
  • 医師
  • 禁煙外来

禁煙補助薬**

禁煙補助薬には、以下のようなものがあります。

  • ニコチン依存症治療薬(ニコレット、チャンピックス、ガム、パッチ)
  • ビタミン補助食品
  • 漢方薬

禁煙を継続する

禁煙を継続するためには、以下のようなことを心がけましょう。

  • 禁煙の理由を忘れない
  • 禁煙を達成するための目標を設定
  • 禁煙を達成するための計画を立て
  • 禁煙を達成するためのサポートを受ける
  • 禁煙を達成した自分を褒める

禁煙は、歯周病のリスクを低下させ、歯を健康に保つための最善の方法です。禁煙を決意し、禁煙を成功させましょう。

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顎がゴリゴリなるのは顎関節症ですか?

23.09.04(月)

顎関節症(TMJ)とは

顎関節症(TMJ)とは、顎関節の痛みやこわばり、開口障害などの症状を伴う疾患です。顎関節は、頭蓋骨と下顎をつなぐ関節で、口を開閉したり、食事や会話をしたりするのに必要な関節です。顎関節症は、顎関節の損傷や炎症によって起こります。

顎関節症の原因

顎関節症の原因は、はっきりと解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。

  • 歯ぎしり・食いしばり
  • ストレス
  • 首のこり
  • 噛み合わせの異常
  • 顎関節の損傷
  • 骨粗鬆症
  • 甲状腺機能亢進症
  • リウマチ性疾患

顎関節症の症状

顎関節症の症状は、軽度から重度までさまざまです。軽度の場合は、以下の症状が現れます。

  • 顎関節の痛み
  • 顎関節のこわばり
  • 開口障害(口が開かない)
  • 顔面の腫れ
  • 耳鳴り
  • めまい

重度の場合は、以下の症状が現れることもあります。

  • 顔面の変形
  • 発熱
  • リンパ節の腫れ

顎関節症の治療

顎関節症の治療は、症状の程度によって異なります。軽度の場合は、安静や鎮痛剤などの薬物療法で治療します。重度の場合は、手術療法が必要になることもあります。

顎関節症の予防

顎関節症を予防する方法は、以下の通りです。

  • 歯ぎしりや食いしばりをやめる
  • 首のこりを解消する
  • ストレスを減らす
  • 正しい姿勢を保つ
  • バランスの良い食事を摂る
  • 適度な運動をする

顎関節症の注意点

顎関節症は、早期に治療を開始することで、症状の改善が期待できます。そのため、顎関節に痛みやこわばりなどの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診してください。

まとめ

顎関節症は、顎関節の痛みやこわばり、開口障害などの症状を伴う疾患です。顎関節症の原因は、はっきりと解明されていませんが、歯ぎしり・食いしばり、ストレス、首のこり、噛み合わせの異常、顎関節の損傷、骨粗鬆症、甲状腺機能亢進症、リウマチ性疾患など、さまざまな要因が関与していると考えられています。顎関節症の治療は、症状の程度によって異なります。軽度の場合は、安静や鎮痛剤などの薬物療法で治療します。重度の場合は、手術療法が必要になることもあります。顎関節症を予防する方法は、歯ぎしりや食いしばりをやめ、首のこりを解消し、ストレスを減らし、正しい姿勢を保ち、バランスの良い食事を摂り、適度な運動をすることです。顎関節症に痛みやこわばりなどの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診してください。

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