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【歯ぐきの腫れだけじゃない!?】歯周病が及ぼす全身への影響と今日から始める3つの予防法

25.04.17(木)

目次

  1. 歯周病ってどんな病気?
  2. 放っておくと怖い!歯周病と全身疾患の関係
    • 心臓病との関連
    • 糖尿病との関連
    • 妊娠への影響
    • アルツハイマー病との関係
  3. 今日からできる!歯周病予防3つのステップ
  4. まとめ|あなたの未来を守るために、今できること
  5. 歯周病ってどんな病気?

「歯ぐきがちょっと腫れているだけ…」と軽く考えていませんか?

歯周病は、歯と歯ぐきの間に侵入した細菌が原因で炎症を起こす病気です。厚生労働省の調査によると、日本の成人の約8割がかかっていると言われています。初期は痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことが多いのが特徴です。

歯周病が進行すると、

  • 歯ぐきが腫れて出血する
  • 口臭が強くなる
  • 歯がぐらついてくる
  • 最終的には歯が抜け落ちる といった深刻なトラブルにつながる可能性があります。
  1. 放っておくと怖い!歯周病と全身疾患の関係

最近の研究では、歯周病が口の中だけでなく、全身の健康にも悪影響を与えることが明らかになっています。ここでは特に関連が深い疾患をご紹介します。

【心臓病との関連】 歯周病菌が血流に入り込むと、動脈の壁に炎症を起こしやすくなります。そのため、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まるとされています。

【糖尿病との関連】 歯周病と糖尿病は互いに悪影響を及ぼし合う関係にあり、どちらかの症状が悪化すると、もう一方も進行しやすくなると指摘されています。

【妊娠への影響】 妊娠中の歯周病は、早産や低体重児出産のリスクを高める可能性があります。妊娠中はホルモンの変化で歯ぐきが敏感になりやすいため、特に丁寧なケアが必要です。

【アルツハイマー病との関係】 近年の研究では、歯周病菌が血流や神経を介して脳に入り込み、認知症やアルツハイマー病の進行に関与している可能性も示されています。

  1. 今日からできる!歯周病予防3つのステップ

歯周病は早めの対策が非常に重要です。ここでは今日から簡単に始められる予防法を3つご紹介します。

① 正しい歯磨きを行う 歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを活用して、歯の隙間まで丁寧にケアしましょう。毎日の歯磨きが最も効果的な予防法です。

② 食生活を改善する 糖分の摂り過ぎは歯周病菌の繁殖を促します。野菜やタンパク質を中心とした栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

③ 歯科医院での定期検診 3〜6ヶ月に一度の定期的なプロのチェックとクリーニングで、歯周病の早期発見・早期対処が可能になります。

  1. まとめ|あなたの未来を守るために、今できること

歯周病は単なる口の中の問題ではなく、全身の健康をも脅かす重大な病気です。毎日の丁寧なセルフケアと定期的な歯科医院でのサポートを組み合わせることで、十分に予防することができます。

「歯医者さんは少し怖い…」という方も、まずは今日の歯磨きから始めましょう。

気になる症状があれば、早めに歯科医院に相談を。 未来の自分のために、一緒に健康で美しい口元を目指しましょう!

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科
医院長 石川
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【歯科衛生士が徹底解説】歯周病予防・早期発見・治療への貢献と私たちができること

25.04.11(金)

【歯科衛生士が徹底解説】歯周病予防・早期発見・治療への貢献と私たちができること

「歯科衛生士って、どんな仕事をしているか知っていますか?」「歯医者さんでよく見かけるけど、何をしてくれるの?」

歯科衛生士は、あなたの歯の健康を守る、頼れるパートナーです。歯周病予防から治療まで、幅広い知識と技術であなたの口腔ケアをサポートします。

この記事では、歯科衛生士の役割と、私たちが健康な歯を保つためにできることを、歯科衛生士が徹底解説します。

この記事でわかること

  • 歯科衛生士の具体的な業務内容と役割
  • 歯周病予防における歯科衛生士の貢献
  • 歯科衛生士と協力することで得られるメリット
  • 歯科衛生士になるための教育と資格

1. 歯科衛生士とは?

歯科衛生士は、歯周病の予防・早期発見・治療に関わる専門職であり、歯科医師と協力して患者様の口腔ケアをサポートします。

お口の健康は全身の健康と深く関わっています。歯科衛生士は、患者様が健康な生活を送れるようにお口のケアをサポートします。

2. 歯科衛生士の業務と役割

2-1. 口腔内の健康状態の評価

  • 歯肉の状態、歯垢・歯石の付着状況をチェック
  • 歯周ポケットの測定や出血の有無の確認
  • 口臭や口腔乾燥などの症状を観察

2-2. プロフェッショナルクリーニング(スケーリング・ポリッシング)

  • 歯垢・歯石の除去(スケーリング)
  • 歯面を磨き、細菌の付着を防ぐ(ポリッシング)
  • 定期的なクリーニングで歯周病リスクを低減

2-3. 歯周病のスクリーニングと早期発見

  • 歯周ポケットの測定で歯周病の進行度を評価
  • 歯肉の腫れ・出血・炎症の兆候をチェック
  • 必要に応じて歯科医師に報告し、治療を開始

2-4. 口腔ケア指導(正しいブラッシング・フロスの使い方)

  • 患者様一人ひとりに合ったブラッシング方法を指導
  • デンタルフロスや歯間ブラシの使用方法をアドバイス
  • 生活習慣の改善指導(食生活・禁煙など)

2-5. 予防歯科処置(フッ素塗布・シーラント施術)

  • フッ素塗布による歯質の強化
  • シーラント施術で虫歯を防ぐ
  • 口腔内の細菌数をコントロールし、歯周病の発症リスクを低減

2-6. 歯科医師との連携

  • 歯周病の診断・治療計画の共有
  • 患者様の経過観察と治療効果の評価
  • 必要に応じた追加の治療やアドバイスの提供

2-7. 歯科衛生に関する教育・啓発活動

  • 学校や地域イベントでの歯科衛生指導
  • 企業や介護施設での口腔ケア講習
  • 歯周病予防の重要性を広める活動

3. 歯周病予防における歯科衛生士の役割

歯周病は、適切なケアを行えば予防できる病気です。歯科衛生士は、患者様に効果的なブラッシング方法を指導し、口腔内の健康を維持するためのサポートを行います。

また、定期的なクリーニングやフッ素塗布を行うことで、歯周病の発症を未然に防ぐことができます。

4. 歯周病の早期発見と対応

歯周病の早期発見は、治療の効果を高めるために非常に重要です。歯科衛生士は、歯周ポケットの測定や歯肉の状態を観察し、初期の段階で歯周病を発見します。

症状が軽度のうちに対処することで、歯を失うリスクを大幅に軽減できます。

5. 歯周病治療への貢献

歯科衛生士は、歯周病治療にも関与しています。

  • スケーリングとルートプレーニングによる歯石・歯垢の除去
  • 歯根面を滑らかにして細菌の付着を防ぐ処置
  • 治療後のフォローアップと再発防止のための指導

これにより、歯周病の進行を抑制し、患者様の口腔健康を長期的に維持することができます。

6. 歯科衛生士になるための教育と資格

歯科衛生士になるには、専門的な教育を受け、国家試験に合格する必要があります。

  • 歯科衛生士養成機関での3年間の教育(理論+臨床実習)
  • 国家試験の合格後、歯科衛生士としての資格を取得
  • 継続教育による知識と技術の向上

7. 歯科衛生士の今後の展望

今後、歯科衛生士の役割はさらに重要になります。

  • 高齢者の口腔ケアの需要増加
  • 歯周病と全身疾患の関連性が注目され、医科との連携強化
  • 予防歯科の重要性が高まり、歯科衛生士の活躍の場が拡大
  • 地域社会での啓発活動や企業・学校での口腔ケアプログラムなど、新たな分野でも活躍が期待されます。

8. まとめ

歯科衛生士は、歯周病の予防・早期発見・治療において欠かせない存在です。

  • 口腔内の健康維持をサポート
  • 歯科医師と連携し、患者様の歯周病治療に貢献
  • 予防歯科の分野で専門性を発揮
  • 教育・啓発活動を通じて歯周病予防の重要性を広める

歯科衛生士の適切なケアによって、多くの人が健康な歯と歯ぐきを維持することができます。定期的な歯科検診を受け、歯科衛生士に相談しましょう!

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科
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一生自分の歯で!今日から始める歯周病予防の秘訣と毎日のケア

25.04.04(金)

一生自分の歯で!今日から始める歯周病予防の秘訣と毎日のケア

「将来、自分の歯で食事を楽しみたいですか?」「歯周病って、どうすれば予防できるの?」

歯周病は、放置すると歯を失う原因となり、成人の70%以上が歯周病にかかっているともいわれています。しかし、適切な予防策を実践することで、発症や進行を防ぐことが可能です。

この記事では、歯周病予防の秘訣と毎日のケアについて、歯科医監修のもと徹底解説します。

この記事でわかること

  • 歯周病の基礎知識と予防の重要性
  • 毎日のケアで歯周病を防ぐ具体的な方法
  • 生活習慣を見直して歯周病リスクを減らすコツ
  • 特別なケアが必要なケースと対策

1. 歯周病とは?予防がなぜ大切?

歯周病は、歯肉や歯を支える骨に悪影響を及ぼす感染症です。初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうことが特徴です。

歯周病を放置すると…

  • 歯ぐきの腫れや出血
  • 口臭の悪化
  • 歯がグラグラする
  • 最終的には歯が抜け落ちる

歯周病は、口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも影響を与える可能性があります。適切な予防策を実践し、健康な歯と体を目指しましょう。

2. 毎日のケアで歯周病を防ぐ方法

2-1. 正しいブラッシングとフロッシング

  • ** 歯ブラシの選び方と使い方**
    • 歯と歯ぐきの境界に沿って、小刻みにブラシを動かす
    • 毛先の柔らかい歯ブラシを選ぶ(硬すぎると歯ぐきを傷つける)
    • 1回2分以上、朝晩丁寧に磨きましょう
    • 歯磨き粉はフッ素配合のものを選びましょう
  • 🪥 歯間ケアも忘れずに!
    • 歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯の隙間の汚れを除去
    • 歯ブラシだけでは60%しか歯垢を落とせないため、フロスを習慣化
    • デンタルフロスは毎日1回、就寝前に使うと効果的です

2-2. 定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニング

  • ** 歯科検診の重要性**
    • 歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、早期発見が大切
    • 3〜6ヶ月ごとの定期検診でリスクをチェック
  • ** プロによるクリーニング(PMTC)**
    • 歯石や歯垢を徹底的に除去し、歯ぐきの健康を維持
    • ホームケアでは届かない部分の細菌を除去
    • クリーニング後はフッ素塗布で歯を強化

2-3. 健康的な食生活と栄養管理

  • ** 歯ぐきを強くする栄養素**
    • ビタミンC(パプリカ、キウイ、柑橘類)…歯ぐきの炎症を防ぐ
    • カルシウム(乳製品、小魚)…歯や骨を強くする
    • ポリフェノール(緑茶、カカオ)…抗菌作用で細菌の増殖を抑える
    • プロバイオティクス(ヨーグルト、納豆)…口腔内の善玉菌を増やす
  • ** 砂糖を控える**
    • 砂糖は細菌のエサとなり、歯垢が増える原因となります
    • 間食はナッツやチーズなど、歯に優しいものを選びましょう

2-4. マウスウォッシュや補助的なケア

  • ** 口腔内を清潔に保つアイテム**
    • マウスウォッシュ(殺菌作用のあるものを選ぶ)
    • 歯垢染め出し液(ブラッシングの精度をチェック)
    • 舌クリーナー(口臭予防にも効果的)

3. 生活習慣を見直して歯周病リスクを減らす

3-1. タバコを避ける

  • ** 喫煙は歯周病の最大のリスク要因!**
    • 血流が悪くなり、歯ぐきの免疫力が低下
    • 歯周病が進行しやすく、治療の効果も下がる
    • 禁煙することで歯ぐきの状態が改善される

3-2. ストレスを軽減する

  • ‍♀️ ストレスは免疫力を低下させる
    • ストレスが多いと、歯周病リスクが上昇
    • 適度な運動や趣味でストレスを解消しましょう

3-3. 良質な睡眠をとる

  • ** 睡眠不足は免疫機能を低下させる**
    • 睡眠時間が短いと、歯周病リスクが上昇
    • 規則正しい生活を心がけ、睡眠の質を向上させましょう

4. 特別なケアが必要なケース

4-1. 高齢者の歯周病対策

  • ** 加齢とともに歯ぐきが下がるため注意**
    • 唾液の分泌が減るため、保湿を意識
    • 柔らかい歯ブラシを使用し、歯ぐきを傷めないようにしましょう

5. まとめ:今日からできる歯周病予防

歯周病は予防が何よりも大切です!

  • 正しい歯みがきと歯間ケアを徹底
  • 定期的に歯科検診を受け、プロのクリーニングを活用
  • 栄養バランスのとれた食事を心がける
  • タバコを控え、ストレスを溜めない生活を意識
  • 乾燥対策や歯ぎしり防止で歯ぐきを守る
  • 高齢になっても口腔ケアを怠らない

「気づいたら歯周病になっていた…」と後悔しないためにも、今日からできることを始めてみましょう!

今すぐできる簡単なことは、歯ブラシを正しく使い、フロスを取り入れること。あなたの歯と歯ぐきを健康に保つために、一歩踏み出してみませんか?

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歯周病の治療法を徹底解説!健康な歯ぐきを守るために今すぐできること

25.03.28(金)

歯周病の治療法を徹底解説!健康な歯ぐきを守るために今すぐできること

「最近、歯ぐきが腫れやすい」「歯みがきのたびに出血する」…そんな経験はありませんか?

歯ぐきの腫れや出血、放置していませんか?歯周病は進行すると大変なことに…。

歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきが炎症によってダメージを受ける病気です。成人の約7割がかかっているともいわれ、日本人の歯を失う主な原因のひとつとされています。放置すると、最終的には歯が抜けてしまうことも…。

しかし、適切な治療をすれば進行を抑え、健康な歯ぐきを取り戻すことができます!早めの対策が大切なので、まずは歯周病の治療方法を詳しく知りましょう。

この記事でわかること

  • 歯周病の初期症状と進行リスク
  • 症状別の治療法
  • 治療後のケアと予防策
  • 歯科医院での定期検診の重要性

1. 歯周病とは?放置するとどうなる?

歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきが炎症によって破壊される病気です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことが特徴です。

歯周病が進行すると…

  • 歯ぐきの腫れや出血
  • 口臭の悪化
  • 歯がグラグラする
  • 最終的には歯が抜け落ちる

特に、若い世代では症状に気づきにくく、進行が早まる傾向があります。手遅れになる前に、正しい知識とケアを身につけましょう。

2. 歯周病の治療法:症状別解説

歯周病の治療は進行度によって異なります。早めに対処すればシンプルなケアで改善できますが、重症化すると専門的な治療が必要になります。

2-1. 初期段階の治療:クリーニングとセルフケア

  • ** 歯石の除去(スケーリング)**
    • 歯周病の初期段階では、まず歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングが重要です。歯科医や歯科衛生士が専用の器具を使い、歯石や歯垢を除去します。定期的なクリーニングによって、細菌の増殖を防ぎ、歯周病の進行を食い止めることができます。
  • 🪥 正しいブラッシング習慣の指導
    • 歯石を取った後は、自宅でのセルフケアがカギになります。歯科医や歯科衛生士が、以下のようなポイントを指導してくれます。
      • 効果的な歯みがき方法(歯ぐきを傷つけない適切なブラッシング)
      • デンタルフロスや歯間ブラシの使い方(歯間の汚れをしっかり取り除く)
      • マウスウォッシュの活用方法(細菌の増殖を抑えるための補助)
      • 生活習慣の改善(バランスの取れた食生活やストレス管理も重要です)

2-2. 進行した歯周病の治療:専門的な処置

  • ** スケーリング&ルートプレーニング(SRP)**
    • 歯周ポケットが深くなり、通常のクリーニングでは届かない場合に行われる治療です。
      • スケーリング:歯ぐきの下に隠れた歯石や歯垢を除去
      • ルートプレーニング:歯根の表面を滑らかにし、細菌が付着しにくい環境を作る
      • 抗菌剤の併用:除去後の細菌の繁殖を抑えるため、抗菌剤を塗布することもあります。
  • ** 抗生物質の使用**
    • 炎症が強い場合は、抗生物質を使って歯周病菌を減らします。塗るタイプや飲み薬の種類があり、医師の指示に従って使用します。
      • 局所投与タイプ:歯周ポケットに直接抗生物質を塗布
      • 内服薬タイプ:細菌感染を抑えるために服用

2-3. 重度の場合の外科的治療

  • ** フラップ手術(歯周ポケットを浅くする手術)**
    • 歯ぐきを切開して歯根にこびりついた歯石を取り除き、歯ぐきを元の位置に戻します。これにより、歯周ポケットを浅くして細菌が溜まりにくい環境を作ります。
  • ** 骨再生療法**
    • 失われた骨を再生させるために、人工骨や患者自身の骨を移植する治療です。骨の再生を促進する材料を使用し、歯を支える土台を回復させます。

3. 歯周病治療後のケアと予防

治療後も適切なケアを継続することが大切です。

  • ✅ 定期的な歯科検診(3〜6ヶ月ごと)
  • ✅ 正しい歯みがき(歯科医のアドバイスを実践)
    • (歯ブラシ) 歯周ポケットに届きやすい先の細いもの、電動歯ブラシも有効
    • (歯磨き粉) 歯周病予防に効果的な成分(フッ素、塩化セチルピリジニウムなど)配合のもの
  • ✅ デンタルフロス・歯間ブラシを活用する
  • ✅ 食生活を見直し、栄養バランスを整える
  • ✅ 禁煙を検討する(タバコは歯周病を悪化させる)
  • ✅ ストレス管理も意識する(免疫力低下を防ぐ)

特に**「一度治療したから大丈夫!」**と油断すると、再発しやすいのが歯周病の怖いところです。定期的なメンテナンスが、健康な歯ぐきを守るカギになります。

4. まとめ:今日からできる歯ぐきの健康習慣

歯周病は放置すると進行してしまいますが、適切な治療とケアで改善できます。

  • 初期のうちに歯石を除去し、正しいセルフケアを習慣化する
  • 進行した場合はスケーリングや抗生物質を活用
  • 重度の歯周病には外科的治療が必要なことも
  • 治療後も定期的な検診と予防ケアが不可欠
  • 生活習慣を見直し、総合的に歯ぐきを守る

あなたの歯ぐきは健康ですか?少しでも気になる症状があれば、早めに歯科医院を受診しましょう!

健康な歯と美しい笑顔をキープするために、今日からできるケアを始めてみませんか?

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科
医院長 石川
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歯周病を予防して健康な歯を守る!今すぐできるリスク対策とケア方法

25.03.21(金)

歯周病を予防して健康な歯を守る!今すぐできるリスク対策とケア方法

「最近、歯ぐきが腫れやすい気がする…」「もしかして、これって歯周病のサイン?」

20代・30代でも歯周病になる人が急増中!「毎日歯みがきをしているから大丈夫」と思っていても、実は正しくケアできていない場合も少なくありません。歯周病は、進行すると歯が抜け落ちてしまうこともある怖い病気です。

この記事では、歯周病の本当の原因から、今日からできる予防と対策まで、徹底解説します。

この記事でわかること

  • 歯周病の初期症状と進行リスク
  • 歯周病の主な原因とリスク要因
  • 今日からできる具体的な予防ケア
  • 歯科医院での定期検診の重要性

1. 歯周病とは?放置するとどうなる?

歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨が炎症によって破壊される病気です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことが特徴です。

歯周病が進行すると…

  • 歯ぐきの腫れや出血
  • 口臭の悪化
  • 歯がグラグラする
  • 最終的には歯が抜け落ちる

特に、若い世代では症状に気づきにくく、進行が早まる傾向があります。手遅れになる前に、正しい知識とケアを身につけましょう。

2. 歯周病の主な原因とリスク要因

歯周病の主な原因は、歯垢(プラーク)と歯石です。しかし、それ以外にも様々なリスク要因が関わっています。

2-1. 歯垢・歯石の蓄積

歯垢は、口の中の細菌が食べかすと混ざり合ってできるネバネバした物質です。歯垢が硬くなると歯石になり、歯の表面に強固に付着します。歯石は歯ブラシでは除去できないため、歯科医院でのクリーニングが必要です。

2-2. 不十分な口腔ケア

毎日の歯みがきが不十分だと、歯垢が蓄積し、歯周病のリスクが高まります。特に、歯と歯の間や歯ぐきの境目は汚れが残りやすく、注意が必要です。

効果的な口腔ケアのポイント

  • 歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用する
  • 歯科医の指導を受け、正しいブラッシング方法を身につける
  • 電動歯ブラシを活用する

2-3. 喫煙

喫煙は、歯周病のリスクを大幅に高めます。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、歯ぐきの血流を悪化させるため、免疫力が低下し、細菌への抵抗力が弱まります。喫煙者は、非喫煙者に比べて歯周病になるリスクが高いというデータもあります。

2-4. 加齢

加齢とともに、歯ぐきの弾力が低下し、歯を支える骨も痩せていきます。そのため、高齢になるほど歯周病にかかりやすくなります。しかし、若い世代でも油断は禁物です。

2-5. 遺伝的要因

歯周病は遺伝的な要因も関係しており、家族に歯周病の人がいる場合は注意が必要です。

2-6. 全身疾患・特定の薬

糖尿病などの全身疾患や、特定の薬(高血圧の薬、抗うつ薬など)の服用も、歯周病のリスクを高める要因となります。

3. 今日からできる!歯周病予防の具体的なケア

3-1. 毎日の丁寧なブラッシング

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、歯垢を徹底的に除去しましょう。

3-2. 食生活の見直し

バランスの取れた食事を心がけ、歯ぐきの健康を維持しましょう。特に、ビタミンCやコラーゲンは歯ぐきの健康に役立ちます。

3-3. 定期的な歯科検診

3~6ヶ月ごとに歯科医院で検診とクリーニングを受け、早期発見・早期治療に努めましょう。

3-4. 禁煙・減煙

喫煙者は、禁煙・減煙を強くおすすめします。

4. まとめ:歯周病予防は一生の健康のために

歯周病は、適切なケアと定期的な歯科検診で予防できる病気です。

今日からできること

  • まずは歯科医院で歯の状態をチェック
  • 今日からデンタルフロスや歯間ブラシを習慣に
  • バランスの取れた食生活を意識

歯周病予防は、全身の健康を守る第一歩です。今すぐ行動し、健康な歯と体を手に入れましょう。

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歯周病の症状について詳しく知ろう:早期発見と予防で健康な歯を守る

25.03.14(金)

目次

  • 歯周病とは?
  • 歯周病の主な症状とチェックリスト
    • 赤く腫れた歯肉
    • 歯肉からの出血
    • 口臭や口の中で悪臭を感じる
    • 歯が緩む、または位置が変わる
    • 歯肉が歯から離れる(歯周ポケットの深まり)
    • 食事の時に痛みを感じる
    • 【セルフチェックリスト】
  • 歯周病の進行とリスク
  • 歯周病の早期発見と予防の重要性
    • 歯周病予防のポイント
  • Q&A:歯周病に関するよくある質問
  • まとめ:定期的なケアで歯周病を予防しましょう

歯周病とは?

歯周病は、歯を支える歯肉や骨に影響を及ぼす感染症です。初期段階では自覚症状が少なく、放置すると歯を失う原因となることもあります。日本人の成人の約80%が歯周病予備軍またはすでに歯周病を発症しているといわれており、決して他人事ではありません。

今回は、歯周病の主な症状、進行リスク、予防法について解説します。自分の口の中の変化に気づき、早めの対処ができるようにしましょう。

歯周病の主な症状とチェックリスト

歯周病の主な症状は以下の通りです。これらの症状に気づいたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

  • 赤く腫れた歯肉
    • 歯周病の初期段階で最もよく見られるのが、歯肉の炎症による赤みと腫れです。歯垢に含まれる細菌が歯肉に感染すると、体の免疫反応として炎症が起こり、血管が拡張し、腫れが生じます。
    • 放置すると:炎症が進行し、歯周ポケットが形成されやすくなります。
  • 歯肉からの出血
    • 歯磨きやデンタルフロスの使用時、または硬い食べ物を噛んだ際に歯肉から出血するのは、歯周病の代表的なサインです。健康な歯肉は刺激を受けても出血しませんが、炎症が起こると血管がもろくなり、少しの刺激でも出血しやすくなります。
    • 放置すると:歯槽骨の破壊が進み、歯がグラグラになる可能性があります。
  • 口臭や口の中で悪臭を感じる
    • 歯周病が進行すると、細菌が歯周ポケット内で増殖し、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物(VSC)を発生させます。この口臭は一般的な口臭とは異なり、歯磨きやマウスウォッシュだけでは改善しにくいのが特徴です。
    • 放置すると:周囲の人に不快感を与えるだけでなく、自分自身の精神的なストレスにも繋がります。
  • 歯が緩む、または位置が変わる
    • 歯周病が進行すると、歯を支えている歯槽骨が破壊されるため、歯がぐらついたり、位置が変わったりすることがあります。最悪の場合、歯が抜け落ちることもあるため、違和感を感じたらすぐに歯科医院を受診しましょう。
    • 放置すると:噛み合わせが悪くなり、食事や発音に影響が出る可能性があります。
  • 歯肉が歯から離れる(歯周ポケットの深まり)
    • 歯周病が進行すると、歯と歯肉の間に「歯周ポケット」と呼ばれる隙間ができます。健康な歯肉ではポケットの深さは1~2mm程度ですが、歯周病が進行すると3mm以上に深くなり、細菌がさらに溜まりやすくなります。
    • 放置すると:歯周ポケットはさらに深くなり、歯周病の進行を加速させます。
  • 食事の時に痛みを感じる
    • 歯周病による炎症が進行すると、食事中に痛みを感じることがあります。特に硬い食べ物を噛んだときに痛みが増すことが多いです。食事中に痛みを感じる場合は、歯周病の進行を示している可能性があるため、早めの診察を受けましょう。
    • 放置すると:食事制限が必要になり、全身の栄養バランスを崩す可能性があります。
  • 【セルフチェックリスト】
    • 歯肉が赤く腫れている
    • 歯磨きやフロスの時に出血する
    • 口臭が気になる
    • 歯がグラグラする
    • 歯肉が下がってきた
    • 硬いものを噛むと痛い
    • 上記の項目に複数当てはまる場合は、歯周病の可能性があります。歯科医院での検査をおすすめします。

歯周病の進行とリスク

歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。しかし、進行すると歯肉の炎症が広がり、歯を支える骨(歯槽骨)が破壊され、最終的には歯が抜け落ちてしまう可能性があります。また、歯周病は、糖尿病や心疾患などの全身疾患との関連も指摘されています。

歯周病の早期発見と予防の重要性

歯周病は進行すると治療が難しくなりますが、早期発見・早期治療を行えば進行を防ぐことができます。そのために、以下のポイントを意識しましょう。

歯周病予防のポイント

  • 正しい歯磨き習慣を身につける(特に歯と歯肉の境目を丁寧に磨く):歯ブラシの角度は45度、軽い力で小刻みに磨きましょう。
  • デンタルフロスや歯間ブラシを活用する:歯と歯の間、歯と歯肉の境目は、歯ブラシだけでは清掃できません。1日1回はデンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。
  • 定期的な歯科検診を受ける(3~6ヶ月ごと):歯科医院で定期的にチェックしてもらうことで、早期発見・早期治療に繋がります。
  • 歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受ける:歯石は歯磨きでは除去できません。定期的に歯科医院でクリーニングを受け、歯石を除去してもらいましょう。

定期的な歯科検診を受けることで、歯周病の初期段階での発見が可能になり、進行を防ぐことができます。

Q&A:歯周病に関するよくある質問

Q:歯周病は自然に治りますか?

A:歯周病は自然には治りません。歯科医院での専門的な治療が必要です。

Q:歯周病の治療期間はどれくらいですか?

A:歯周病の進行度合いによって異なりますが、数ヶ月から年単位の治療が必要になる場合もあります。

Q:歯周病予防に効果的な食べ物はありますか?

A:ビタミンCやコエンザイムQ10など、歯肉の健康を維持する栄養素を積極的に摂取しましょう。

まとめ:定期的なケアで歯周病を予防しましょう

歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づいたときには進行していることが多い病気です。しかし、歯肉の腫れや出血、口臭などの症状に早めに気づくことで、適切な治療を受けることができます。

毎日の適切な口腔ケアと定期的な歯科検診を習慣化し、歯周病を予防しましょう。もし気になる症状がある場合は、放置せずに歯科医院で相談してみてください!

今後も当ブログでは、歯の健康に役立つ情報を発信していきますので、ぜひチェックしてくださいね!

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歯の寿命を延ばす!インレー修復のメリットとデメリット徹底解説

25.03.04(火)

目次

  • インレー修復ってどんな治療?
  • どんな時にインレー修復が適しているの?
  • インレー修復のステップ
  • インレー修復のメリット
  • インレー修復のデメリットと注意点
  • 治療後のケア
  • まとめ

インレー修復ってどんな治療?

みなさん、こんにちは!

「インレー修復」という言葉、初めて聞く方も多いかもしれませんね。簡単に言うと、虫歯などで削った歯にぴったり合う詰め物(インレー)を装着して修復する治療法です。

インレーは、金属、セラミック(陶器)、レジン(プラスチック)などの素材で作られ、審美性(見た目の美しさ)や耐久性を考慮して選ばれます。

また、インレーとよく比較される治療法に「オンレー」があります。インレーは主に歯の一部のみを覆うのに対し、オンレーは歯の咬合面(噛み合わせる面)全体を覆う詰め物です。

どんな時にインレー修復が適しているの?

インレー修復は、以下のようなケースに適しています。

  • 虫歯によって歯の一部を失った場合
  • 以前の詰め物が劣化・欠損した場合
  • 咬合面(噛み合わせる面)に欠損やひび割れがある場合
  • 自然で美しい仕上がりを求める場合

インレー修復のステップ

インレー修復の治療は通常2~3回の通院が必要です。治療の流れは以下のとおりです。

  1. 検査と診断: 歯科医師が歯の状態を診察し、レントゲンを撮影して治療計画を立てます。
  2. 歯の形成(削る処置): 虫歯部分や古い詰め物を取り除き、インレーがぴったり合う形に歯を整えます。
  3. 型取り: 歯の精密な型を取り、インレー製作の準備を行います。
  4. インレーの製作: 歯科技工士が歯の色や形に合わせて、精密なインレーを作ります。
  5. インレーの装着・調整: 完成したインレーを試着し、噛み合わせを確認した後、接着剤で固定します。

インレー修復のメリット

インレー修復には、以下のようなメリットがあります。

  • 審美性: セラミックなどを使用することで、天然の歯に近い自然な見た目を再現できます。
  • 歯の保護: 歯の強度を高め、再び虫歯になるリスクを減らします。
  • 耐久性: 適切なケアを行えば、長期間にわたり使用できます。
  • 適合性: 精密に作製されるため、歯とのフィット感が良く、隙間から虫歯になるリスクを抑えられます。

インレー修復のデメリットと注意点

メリットが多いインレー修復ですが、いくつかのデメリットや注意点もあります。

  • 費用: 保険適用の素材もありますが、審美性の高いセラミックなどの素材は自由診療となるため、費用が高くなることがあります。「費用面が気になる…」という方は、事前に歯科医院で相談してみることをおすすめします。
  • 治療期間: インレーは歯科技工士による精密な製作が必要なため、治療完了までに通常2~3回の通院が必要です。「すぐに治療を終えたい…」という方には、他の治療法も検討する必要があるかもしれません。
  • 破損リスク: 特にセラミックインレーは、強い力が加わると割れてしまうことがあります。硬い食べ物や歯ぎしりなど、日常的な習慣によってインレーが欠ける可能性があるため、噛み合わせの調整やナイトガード(就寝中に装着するマウスピース)の使用を検討すると良いでしょう。

治療後のケア

インレー修復を長持ちさせるためには、日々のケアが欠かせません。以下のポイントに気をつけましょう。

  • 丁寧な歯磨きを行い、インレーの周囲を清潔に保つ
  • デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯と歯の間の汚れをしっかり除去
  • 定期検診を受けて、インレーの状態や噛み合わせをチェック
  • 硬い食べ物を避けるなど、過度な負担をかけないよう注意する

まとめ

インレー修復は、歯の機能と美しさを取り戻すための優れた治療法の一つです。

一方で、費用や治療期間、破損のリスクといった注意点もあるため、治療を検討する際は、歯科医師としっかり相談することが大切です。

「自分に最適な治療法は何?」と悩んでいる方は、ぜひお近くの歯科医院に相談してみてくださいね。健康な歯を守るために、インレー修復を上手に活用し、素敵な笑顔をキープしましょう!

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白い歯で自信UP!コンポジットレジン治療ガイド

25.02.25(火)

目次

  • コンポジットレジンって何?
  • コンポジットレジンの特徴
  • どんな時に使われるの?
  • 治療の流れ
  • メリットとデメリット
  • 費用について
  • 治療後のケア
  • よくある質問(Q&A)
  • まとめ

はじめに:コンポジットレジンって何?

みなさん、こんにちは!

「白い歯って素敵だな」「自分の歯ももっと白くしたいな」と思ったことはありませんか?特に20~30代の方にとって、第一印象はとても大切ですよね。虫歯治療で「白い詰め物」を勧められた経験、一度はあるのではないでしょうか?

今回は、そんな身近な治療法の一つである「コンポジットレジン」について解説します!

コンポジットレジンとは、歯科治療で使われるプラスチックのような素材のことです。歯の色に合わせて調整できるため、治療後も自然な仕上がりになるのが特徴です。虫歯を削った部分に詰めたり、欠けてしまった歯を修復したりと、様々な場面で活躍しています。

コンポジットレジンの特徴

コンポジットレジンは、アクリル樹脂にセラミックの微粒子を混ぜた素材です。主な特徴は以下のとおりです。

  • 自然な色合い: 歯の色に合わせて調整できるので、治療後もほとんど目立ちません。
  • 直接修復: 歯に直接詰めて特殊な光を照射して固めるため、型取りの必要がありません。そのため、治療時間も比較的短く済みます。
  • 接着力: 歯にしっかりと接着するため、取れにくいのが魅力です。
  • 研磨性: 表面を滑らかに仕上げることができ、自然なツヤを出すことができます。
  • 操作性: 歯科医師にとって扱いやすい素材なので、細かな部分まで丁寧に修復できます。

どんな時にコンポジットレジンが使われるの?

コンポジットレジンは、主に以下のような場合に使用されます。

  • 虫歯治療: 虫歯(う蝕:歯の表面が溶けてしまう病気)を削った後の詰め物として使用します。
  • 歯の欠損: 歯が欠けてしまった部分や、ひび割れの修復に使用します。
  • 歯の形の修正: 歯の形を少しだけ整えたい場合などにも使用できます。

治療の流れ

治療がどのように進むのか、気になる方もいらっしゃると思います。治療の流れを分かりやすくご説明します。

  1. 診察・診断: まずはお口の中の状態をチェックし、必要に応じてレントゲン撮影などを行い、詳しく診断します。
  2. 麻酔: 治療中に痛みを感じないように、必要に応じて麻酔を行います。
  3. 虫歯除去: 虫歯になっている部分を丁寧に削り取ります。この時、健康な歯の部分はできるだけ残すように配慮します。
  4. レジン充填: 歯の色に合わせたコンポジットレジンを丁寧に詰めていき、特殊な光(光重合照射器:レジンを固めるための光を出す機械)を照射して固めます。
  5. 研磨: 表面を滑らかに磨き、噛み合わせを調整して治療は完了です。

メリットとデメリット

コンポジットレジン治療には、良い点とそうでない点があります。それぞれ見ていきましょう。

メリット

  • 審美性: 自然な仕上がりで、見た目が良いのが大きなメリットです。
  • 治療回数: ほとんどの場合、1回の治療で完了します。
  • 歯への負担: 虫歯を削る量が比較的少ないため、健康な歯への負担を抑えることができます。
  • 修理が比較的簡単: 万が一欠けたりした場合でも、比較的簡単に修理が可能です。

デメリット

  • 耐久性: 金属の詰め物などに比べると、耐久性はやや劣ります。
  • 変色: 時間の経過とともに、多少変色することがあります。
  • 大きな欠損には不向きな場合がある: 大きく歯が欠けている場合や、噛み合わせに強い力がかかる部分には適さない場合があります。

補足説明

コンポジットレジンは、見た目が自然で治療も比較的簡単なため、多くの方に選ばれている治療法です。しかし、金属の詰め物などに比べると耐久性が劣るため、定期的なメンテナンスが重要となります。また、変色を防ぐためには、日頃の歯磨きや食生活に気を付けることも大切です。大きな欠損の場合は、他の治療法(例:セラミック治療、インレー治療)が適している場合もありますので、歯科医師とよく相談して、最適な治療法を選ぶようにしましょう。

費用について

コンポジットレジン治療は、保険適用で比較的安価に治療を受けられる場合もありますが、使用する材料や治療範囲によっては自由診療となる場合もあります。具体的な料金は歯科医院にお問い合わせください。

治療後のケア

コンポジットレジン治療後も、お口の健康を維持するために適切なケアが大切です。以下の点に気をつけましょう。

  • 丁寧な歯磨き: 毎日、丁寧に歯を磨きましょう。特に、歯と歯の間や、歯と歯茎の境目は丁寧に磨くように心がけましょう。
  • フロスの使用: 歯ブラシだけでは落としきれない歯と歯の間の汚れは、デンタルフロスを使って清潔に保ちましょう。
  • 定期的な歯科検診: 定期的に歯科医院で検診を受けることで、早期に問題を発見し、適切な処置を受けることができます。
  • 硬い食べ物を避ける: 治療後しばらくは、硬い食べ物をできるだけ避けるようにしましょう。
  • 着色性の強い飲食物を控える: コーヒー、紅茶、赤ワインなど、着色しやすい飲食物はできるだけ控えるようにしましょう。

よくある質問(Q&A)

Q:治療は痛いですか?

A:治療前に麻酔を行いますので、治療中の痛みはほとんどありません。麻酔の注射時にチクッとする程度の痛みを感じる場合もありますが、最近は痛みを軽減する工夫がされていますので、ご安心ください。

Q:コンポジットレジンはどのくらい持ちますか?

A:コンポジットレジンの寿命は、お口の中の状態やお手入れの方法によって異なりますが、適切なケアを行えば数年は持ちます。定期的な検診を受けることが、長持ちさせるための重要なポイントです。

まとめ:白い歯で笑顔あふれる毎日を!

コンポジットレジンは、自然な白い歯を取り戻すための有効な治療法の一つです。メリットとデメリットをよく理解した上で、ぜひ歯科医師と相談してみてください。白い歯で、もっと笑顔が輝く毎日を目指して、お近くの歯科医院に行ってみましょう!

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まだ神経抜きたくない! 歯髄覆罩で歯を長持ちさせるヒミツ

25.02.18(火)

目次:

  • はじめに:歯の神経、できるなら残したい!
  • 歯髄覆罩って何?直接法と間接法の違い
  • どんな時に適応される?歯髄覆罩の適応と限界
  • どんな材料を使うの?歯髄覆罩の材料たち
  • 治療後の注意点:アフターケアで長持ちさせよう!
  • まとめ:歯髄覆罩で大切な歯を守りましょう!

はじめに:歯の神経、できるなら残したい!

こんにちは!今回は、虫歯治療で神経を抜かずに済ませたいとお考えの方にとって、非常に価値のある選択肢である「歯髄覆罩(しずいふくとう)」について、詳しくご紹介いたします。歯髄は、歯の中心部に位置し、血管や神経線維が豊富に含まれる組織で、歯に栄養を供給したり、痛みなどの感覚を伝えたりする重要な役割を担っています。一度失ってしまうと、歯は脆くなり、寿命も短くなってしまうため、できる限り保存することが望ましいです。歯髄覆罩は、この大切な歯髄を温存するための有効な治療法の一つであり、適切な処置を行うことで、大切な歯を長く健康に保つことが期待できます。

歯髄覆罩って何?直接法と間接法の違い

歯髄覆罩とは、虫歯の除去中に歯髄(歯の神経)が露出したり、露出する危険がある場合に、その神経を保護する治療です。主に以下の二つの方法があります。

  • 直接歯髄覆罩: 虫歯を除去する際に、偶発的に神経が露出してしまった場合に行います。露出した神経は細菌感染のリスクが高いため、露出面を清掃・消毒した後、カルシウム系の材料などの特殊な薬剤を直接塗布し、保護します。その後、詰め物で封鎖します。
  • 間接歯髄覆罩: 虫歯が神経に非常に近いものの、まだ露出していない場合に行います。神経に近づいている部分の虫歯を慎重に取り除き、神経を刺激しないように配慮しながら、保護材を塗布してから詰め物を行います。この方法により、神経の自然治癒を促し、第二象牙質の形成を誘導することで、神経を保護します。

どんな時に適応される?歯髄覆罩の適応と限界

歯髄覆罩は、特に以下のような場合に推奨されます。

  • 虫歯が神経に近いが、神経の炎症が軽度な場合
  • 偶発的な神経の露出で、汚染が少ない場合

しかし、以下のような状況では適用が困難です。

  • 強い痛みを伴う重度の炎症がある場合(不可逆性歯髄炎)
  • 神経への細菌感染が進行している場合
  • 歯髄の露出部が大きい場合
  • 過去に何度も治療を繰り返している歯
  • 全身状態や口腔衛生状態が不良な場合

これらの場合は、根管治療(神経を抜く治療)や抜歯が必要になることもあります。

どんな材料を使うの?歯髄覆罩の材料たち

歯髄覆罩には、以下のような材料が一般的に使用されます。それぞれの材料には特徴があり、症例に応じて使い分けられます。

  • 水酸化カルシウム: 古くから使用されている材料で、安価で入手しやすいです。神経の修復を促進する効果(第二象牙質の形成誘導)や抗菌効果がありますが、長期的な封鎖性には課題があります。
  • MTA(ミネラルトライオキサイドアグリゲート): 生体親和性が非常に高く、優れた封鎖性や抗菌作用、硬化後の強度も高い材料です。近年、歯髄覆罩の材料として広く使用されるようになってきました。ただし、水酸化カルシウムに比べて高価です。
  • グラスアイオノマーセメント: フッ素を放出するため、虫歯予防に効果があります。歯質との接着性も良好です。単独で使用されることは少なく、他の材料と組み合わせて使用されることが多いです。

治療後の注意点:アフターケアで長持ちさせよう!

歯髄覆罩治療後は、定期的な検診と日々の丁寧なオーラルケアが非常に重要です。治療後、一時的に痛みや違和感を感じることがありますが、通常は数日で落ち着きます。もし、以下のような症状が続く場合は、すぐに歯科医にご相談ください。

  • 持続的な強い痛み
  • 腫れ
  • 発熱

また、経過観察のために、定期的なレントゲン撮影などが必要になる場合があります。

まとめ:歯髄覆罩で大切な歯を守りましょう!

歯髄覆罩は、適切なケース選定と正確な治療技術によって、大切な歯の神経を温存し、歯の健康を長期にわたって維持する助けとなります。近年では、MTAなどの優れた材料の開発により、歯髄覆罩の成功率も向上しています。虫歯の進行が心配な方は、ぜひ歯科医とご相談いただき、可能性があればこの治療法を選択肢の一つとして検討してみてください。歯は一度失ってしまうと二度と元には戻りません。ご自身の歯を大切にするために、定期的な歯科検診と適切なケアを心がけましょう。

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え、歯の神経って超重要!?✨ 知られざる歯髄のヒミツとケア方法

25.02.11(火)

目次:

  • はじめに:歯の神経って何?
  • 歯髄の役割:縁の下の力持ち!
  • 歯髄炎ってどんな病気?原因と症状をチェック!
  • 歯髄炎の治療法:根管治療ってどんなことするの?
  • 歯髄を守る!今日からできる簡単ケア
  • 未来の治療:歯髄の再生医療ってスゴイ!
  • まとめ:歯の健康は歯髄から!

はじめに:歯の神経って何?

みなさん、こんにちは!今回は、意外と知らない「歯の神経」、つまり「歯髄(しずい)」について、楽しく解説していきたいと思います。「歯の神経」と聞くと、虫歯でズキズキ痛むイメージがあるかもしれませんが、実は歯にとってとっても大切な役割を果たしているんです。今回は、そんな歯髄のヒミツに迫ります!

歯髄の役割:縁の下の力持ち!

歯髄は、歯の中心部にある柔らかい組織で、血管や神経がぎゅっと集まっています。まるで、歯の心臓部みたいなものですね!具体的には、こんな役割を担っています。

  • 栄養補給:血管を通して、歯に必要な栄養を届けます。
  • 感覚:神経を通して、冷たいものや熱いもの、痛みなどを感じます。
  • 歯の成長:子供の歯の成長に大きく関わっています。
  • 防御:細菌感染や外傷から歯を守る役割も担っています。

まさに、縁の下の力持ち!歯の健康を支える重要な存在なんです。

歯髄炎ってどんな病気?原因と症状をチェック!

そんな大切な歯髄ですが、「歯髄炎」という病気になることがあります。これは、虫歯などが進行して細菌が歯髄に感染し、炎症を起こしてしまう病気です。主な原因と症状は以下の通りです。

原因:

  • 虫歯の放置
  • 歯周病の進行
  • 歯のひび割れや外傷

症状:

  • ズキズキする強い痛み(特に夜間)
  • 冷たいものや熱いものがしみる
  • 歯茎の腫れや赤み
  • ひどい場合は発熱やリンパ節の腫れも

「最近、歯が痛いな…」と思ったら、早めに歯医者さんへGO!

歯髄炎の治療法:根管治療ってどんなことするの?

歯髄炎の治療でよく聞くのが「根管治療(こんかんちりょう)」です。これは、感染した歯髄を取り除き、根管(歯の根っこの部分)をきれいに消毒する治療法です。

  • 麻酔:治療中の痛みを抑えます。
  • 感染した歯髄の除去:専用の器具を使って、丁寧に除去します。
  • 根管の清掃・消毒:根管内をきれいに洗浄し、消毒します。
  • 根管充填:薬剤を詰めて、細菌の侵入を防ぎます。
  • 被せ物:最後に被せ物をして、歯の機能を回復させます。

根管治療は、歯を残すための大切な治療法です。

歯髄を守る!今日からできる簡単ケア

歯髄炎にならないためには、日頃のケアがとっても大切です!今日からできる簡単なケアをご紹介します。

  • 丁寧な歯磨き:1日2回、歯ブラシと歯間ブラシ、またはデンタルフロスでしっかり磨きましょう!
  • 定期的な歯科検診:3ヶ月~半年に1回は歯医者さんでチェックしてもらいましょう。
  • バランスの取れた食生活:甘いものの摂りすぎには注意しましょう!
  • フッ素入り歯磨き粉の使用:虫歯予防に効果的です。

未来の治療:歯髄の再生医療ってスゴイ!

近年、歯髄を再生させる治療法も研究されています。これは、失ってしまった歯髄を再び作り出すという、夢のような治療法です。まだ研究段階ですが、将来、虫歯治療の常識が変わるかもしれませんね!

まとめ:歯の健康は歯髄から!

歯髄は、歯の健康を支える大切な組織です。日頃のケアをしっかり行い、歯髄炎を予防しましょう。もし、歯の痛みを感じたら、早めに歯医者さんを受診してくださいね!定期的な検診で、お口の健康を維持していきましょう!ぜひ歯科医院で定期検診を受けてみてください!

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