Q&A どうして奥歯が虫歯になりやすいのでしょうか?
22.06.26(日)
歯を一生懸命磨いているのになぜか奥歯に虫歯ができてしまった。悲しいですよね。
磨き残しが多い奥歯は、前歯の約20倍も虫歯になりやすいと言われています。
ではなぜ磨き残しが多くなるのでしょうか?
その理由は
奥歯の周りには舌の付け根に近い、頬の肉が奥歯の脇から立ち上がっているなど、つまり口の中を形作っている歯の周りにある粘膜や筋肉が邪魔をして歯ブラシ自体が奥まで届きにくいとか、
歯の表面には凹凸が多くて、また歯並びが悪いとか、歯の詰め物や被せ物が古くなって歯との境目に段差や隙間が出きた、など歯ブラシの毛先が届きにくいことも磨き残しの原因となります。
こうして歯ブラシで取り除くことができなかった歯垢が長期間残っていると、歯垢の中に住み着いている虫歯菌の出す酸によって歯が溶け出し、しまいには虫歯になってしまいます。
残念なことですが虫歯や歯周病が原因で奥歯は歯の中で最も寿命が短いと言われています。
そうならない為にも正しい知識を持って大切に守っていきましょう。
虫歯や歯周病を予防する上ではご自身でおこなう歯磨き、つまりセルフケアと磨きやすい歯ブラシを選ぶのがポイントです。
できれば食事の後に歯を磨くことが推奨されますが、出先や職場でなかなか難しい場合はお手洗いなどでお口をゆすぐだけでも何もしないよりは効果的です。
奥歯を磨きやすい歯ブラシは、
○狭い空間に届きやすい、ヘッドが小さいタイプで、毛の硬さは普通が良いでしょう。
○歯茎から血が出やすいとか敏感な状態なら柔らかめの歯ブラシを選びましょう。硬めの歯ブラシは歯茎を傷つけることがあるのでちょっと注意して使って下さい。
歯磨きの基本的なコツは
○歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目とか歯と歯の間それから歯の面に意識的にキチッと当ててみましょう。
○小さいストロークで小刻みに動かして1〜2本ずつ動かしましょう。
○軽い力で歯ブラシの毛先が広がらないように歯ブラシを動かしましょう。
奥歯をしっかり磨く3つのコツは
○奥歯の喉側を磨くときは歯ブラシの先端部分を使って磨きます。
○奥歯の内側を磨くときは、歯の並びと平行になるように歯ブラシを入れてなおかつ歯茎と歯の間に毛先が届くように意識をしてみて下さい。
○頬側を磨くときは、口を少し閉じて頬を歯ブラシの柄で引っ張るようにすると、歯ブラシが奥歯まで届きやすくなります。
奥歯の歯の磨き方を中心に解説をしました。
歯ブラシのヘッドが小さいタイプを用いると、お口の中で小回りが利くので歯の細かいところまで歯ブラシの毛先が届着やすくなります。ちょっと歯磨きの時間はかかりますが、しっかりと磨くことができます。例えば前歯の歯並びの悪い部分でも磨きやすくなったりします。
朝の忙しい時間にたっぷりと時間をかけて歯磨きができないときは、ヘッドの大きい歯ブラシを朝専用の歯ブラシにするのも良いかもしれません。
歯を磨くときは、歯ブラシを入れる角度とか口の開き方をちょっと工夫してみてください。
歯学博士 歯科医師
Q&A虫歯はどのように進行していくのでしょうか?
22.06.11(土)
もともと口の中には細菌が住み着いていて、その細菌は約600種類 1g中の歯垢にはおよそ1000~2000億個も存在すると言われています。そして食事の後や就寝前に歯を磨かないと口の中に残った食べカスを栄養源にして時間とともに歯垢(≒細菌)が増えていきます。
口の中に住み着いている細菌の出すねばねばしたものと細菌自体が混ざり合ったものを歯垢と言って、歯にしっかりとくっついてブラシなどでこすらない限りは簡単には剥がせません。こうしてできた歯垢の中で細菌が作り出す酸によって歯の表面を少しずつ溶かしてしまう病気これが虫歯です。
虫歯が始まった初期には痛みはないのですが進行するとやがて痛みを感じるようになります。歯の神経にまで虫歯が広がった場合には、夜も眠れぬほどの痛みを感じることがあります。
歯の構造は、表層から中心に向かってエナメル質→象牙質→歯髄の3層構造になっています。
エナメル質は無機質でできていて、ここにできた虫歯を“エナメル質う蝕”と言います。特徴は痛みがなく、白色から黄色っぽい色をして脆い状態になっています。
しっかり磨いて歯垢がほとんどついてない状態にして歯科医院専用のフッ化物を塗ることで再石灰化を促し削らずに治すことができます。
象牙質は主にコラーゲンがたくさん入った有機質でできていて、そこに歯の神経から伸びる枝が入り込んでいます。
ここにできた虫歯を“象牙質う蝕”と言ってその特徴は冷たい物や温かいもの、甘いものを食べたり飲んだりした時に痛みの症状を出します。
また見た目には穴が空いていることが多くて、ここまで進んだ虫歯の再石灰化は期待できないので虫歯になったところを削り取り人工の材料で詰めたり被せたりすることになります。痛みは軽いものから虫歯が深いところまで進行した場合にはじくじくと痛みが続くことがあります。
歯の中心部にある歯髄は血管や神経の集まりです。ここまで虫歯が進むと歯髄に細菌が感染して“歯髄炎”と言う症状が起こり痛みを感じます。歯髄炎にも程度があって、虫歯を取り除けば治ってしまう場合と虫歯を取り除いても治らない場合は神経を取り除く必要があります。
歯髄炎を放置しているとある日突然痛みから解放される場合があります。これは歯髄炎が治ったのではなくて歯髄が死んでしまって痛みを感じなくなったためです。
このまま放置すると細菌が歯の根っこの先にまで達して炎症を起こし再び痛みが始まります。さらに放置するとそこに膿が溜まりとても強い痛みを感じるようになりまた腫れてもきます。
場合によっては治療を施すのも難しい状態になって歯を抜かざるを得ない状態になることもあります。
痛みの出た虫歯は自然に治ることはありません。少しでも症状が出たら我慢せずに歯科医師に診てもらうことが大切です。
歯学博士 歯科医師
ホワイトニングのお知らせ
22.06.01(水)
クリニックで行うだけの簡単オフィスホワイトニング
i whitening (アイ ホワイトニング)のご紹介です。
ホワイトニングって・・・
値段は高いし しみるし 痛いし、というイメージがありますよね。
でも、 i whitening (アイ ホワイトニング)は
しみるとか痛いとかの知覚過敏症状を抑えるお薬を配合しています。
また、施術時間は短時間の1回15分です。
しかも一般向けの価格1回5500円(税込)とお財布にも優しいのが特徴です。
アイホワイトニングの価格 | 一般 ¥5500
大学生・専門学校生 ¥3,300 高校生 ¥2,750 |
(学生の方は学生証をお持ちください。学生証の提示がなければ一般料金となります。)
リーズナブルの理由は・・・
歯科医院専用のホワイトニング剤を使ってホワイトニング効果に影響する大切な部分はそのままに、
効果に関係しない部分を徹底的に除いて
コストカットを実現しました。
何回やればいいの?
1回だけの施術や連続5回の施術もオッケーです 。
オススメの回数は・・・
初めての方は連続3回のアイホワイトニングをおこなって白さをアップします。
あとは月に1回のタッチアップで白さをキープすることがキレイの秘訣です。
アイホワイトニングは連日の施術*も可能です。
*ちょっと凍みるような感じがたまに出ますがすぐに落ち着きます
アイホワイトニングでステキなスマイルを作りませんか!
Q&A 知覚過敏症
22.05.29(日)
歯を磨いたり、冷たいお水で口をゆすいだり、冷たいものを食べると、歯が凍みる事はありませんか?
歯の表面に有るエナメル質が何らかの原因で失われてエナメル質の下にある象牙質が表面に現れた時に外からの刺激によって凍みる感じがします。
どのような時に象牙質が出てくるかというと・・・
1つ目は虫歯。虫歯菌の出す酸によってエナメル質が溶けて象牙質が顔を出してくる。
2つ目は歯周病。歯を支えている歯茎や骨が歯周病菌で壊されてしまって歯の根っこが出てくる。
3つ目は歯磨き粉で磨きすぎ。歯の根元に歯磨き粉をつけてしっかり磨きすぎてしまうと根の表面に有あるセメント質が削れてしまう。
4つ目は歯に強い力がかかった。強い力でギリギリと歯を噛むことで表面のエナメル質が崩れてしまい象牙質が顔を出す。ぶつけたりなどして歯が欠けたとか、割れてしまったとか歯に亀裂が入って神経に炎症起こしてしまった。
など他にもいろいろな要因があります。
中でも多くみられる歯ブラシをがんばりすぎてしまって歯が凍みてくる、いわゆる象牙質知覚過敏症についてお話ししたいと思います。
まず歯の構造から・・・
歯の真ん中には神経と血管があってその周りを象牙質が取り囲んでいます。象牙質の中には歯の神経の枝が入り込んでいます。
象牙質の外側の噛む部分はエナメル質で覆われていて、エナメル質は感覚もない非常に硬い構造をしています。
根っこの部分はセメント質で覆われていて、歯と骨をつなぐ繊維がくっついています。
歯の根元を磨きすぎるとどうして削れてくるのでしょうか・・・
歯の根本にはエナメル質とセメント質の境目があって、ここから柔らかいセメント質だけが削れていきます。
歯磨き粉について・・・
研磨剤が入っていることが多いので特に目の荒い研磨剤の入った歯磨き粉を使うと根っこの表面のセメント質が簡単に削れてしまいます。エナメル質はとても硬いのでまず削れる事はありません。セメント質が削られると象牙質が顔を出します。象牙質には歯の神経の枝が伸びているのでそこに冷たいものや甘いもの(チョコレートやガムなどの特定のもの)が触れるとその刺激で神経に触れるような症状が出てくるのです。
知覚過敏症になってしまったら・・・
知覚過敏はとても辛いですよね。まずはおうちでできるセルフケアについてです。
まずは歯磨き粉をつけないで歯を磨いてみましょう。歯磨き粉で磨かないと気持ちが悪いなぁって方はしみる部分だけ歯磨き粉をつけないで磨いてみましょう。2週間程続けていると少し症状が和らぐことが多いようです。
それでも凍みるのが止まらない場合は歯科医院で処置を受けましょう。知覚過敏を抑えるお薬を塗り、歯ブラシの当て方のレクチャーを受けてみて下さい。またそれでもどうしても凍みるとのであれば、削れてしまった部分を白いプラスチックで物理的に埋めることもあります。
これらをおこなっても変化がなければ知覚過敏以外の原因があるかも知れません。
まとめ
歯磨き粉の付けすぎが原因で起こった知覚過敏症は、まずセルフケアで対応してみましょう。それでも治らなければ歯科医院へ行って処置を受けてください。
歯学博士 歯科医師 石川
受付終了時間の変更のお知らせ。
21.03.04(木)
当面の間、火曜日 金曜日の受付終了時間が16:30に変更となります。
お間違えならぬよう、よろしくお願いします。
ホワイトニングのご紹介
21.03.04(木)
クリニックで行うだけの簡単ホワイトニング
i whitening (アイ ホワイトニング)のご紹介です。
ホワイトニングって・・・
値段は高いし しみるし 痛いし、というイメージがありますよね。
でも、 i whitening (アイ ホワイトニング)は
痛くない
しみない
施術時間は短時間の1回20分。
しかもリーズナブルで1回5500円(税込)とお財布にも優しいのが特徴です。
リーズナブルの理由は・・・
歯科医院専用のホワイトニング剤を使ってホワイトニング効果に影響する大切な部分はそのままに、
効果に関係しない部分を徹底的に除いて
コストカットを実現しました。
何回やればいいの?
1回だけの施術や連続5回の施術もオッケーです 。
オススメの回数は・・・
初めての方は連続3回のアイホワイトニングをおこなって白さをアップします。
あとは月に1回のタッチアップで白さをキープすることがキレイの秘訣です。
アイホワイトニングは連日の施術*も可能です。
*ちょっと凍みるような感じがたまに出ますがすぐに落ち着きます
筆者は5回連続のアイホワイトニングを体験しました。
その間はいつも通りに過ごせましたし、歯は白くなってハッピーです!
アイホワイトニングでステキなスマイルを作りませんか!
ホームページをリニューアルいたしました
17.11.30(木)
皆様のご来院を心よりお待ちしております。今後ともよろしくお願いいたします。