【歯科衛生士が主役】いしかわ歯科の小児歯科はココが違う!「泣かない・楽しい」お口の機能トレーニングの裏側
26.07.15(水)
こんにちは。いしかわ歯科の院長、歯科医師・歯学博士です。
これまで当ブログでは、全10回にわたり「お口ぽかん」や「コップ飲み」の重要性など、ご家庭でできる口腔機能の育成について詳しくお話ししてきました。熱心に読んでくださり、本当にありがとうございます。
さて、「知識としてはわかったけれど、実際に歯医者さんに行ったらどんなことをするの?」と疑問に思う親御さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、当院の診療室の「裏側」をご紹介します。主役は、日々お子さんたちと笑顔で接し、大活躍している「歯科衛生士」たちです。
虫歯ゼロは当たり前!私たちの目標は「正しく育てる」こと
従来の小児歯科といえば、「虫歯ができたから削って詰める」「フッ素を塗って虫歯を予防する」というイメージが強かったかもしれません。もちろんそれらも大切ですが、当院の歯科衛生士が目指しているのは、単にお口の中をお掃除することだけではありません。
お子さんが「正しく食べる・正しく話す・正しく呼吸する」という一生モノの【口腔機能】を身につけられるよう育てる、プロフェッショナルとしての役割を担っています。当院では、歯科衛生士がお子さん一人ひとりの成長段階に合わせ、主体的に機能育成をサポートしています。
矯正歯科での経験豊富なエキスパート衛生士が在籍!こだわりの「舌のポジション」
当院の大きな強みのひとつは、長年「矯正歯科」で経験を積んできたエキスパート歯科衛生士が在籍していることです。彼女が小児のお口の機能育成において、何よりも強く親御さんとお子さんに強調しているのが「ベロ(舌)の正しい位置」です。
皆さんは、普段お口を閉じているとき、舌の先がどこにあるか意識したことはありますか?実は、上の前歯のすぐ裏側にある「切歯乳頭(せっしにゅうとう)」と呼ばれる少しふくらんだ場所が、舌の正しい定位置(=嚥下スポット)なのです。
| 舌の位置 | お口と身体への影響 |
| 正しい位置(スポット)にある場合 |
上あごに舌がピタッとくっつくことで自然と鼻呼吸になり、「お口ぽかん」を防ぎます。正常な嚥下(飲み込み)ができ、あごの骨の健全な成長を促し、結果的にきれいな歯並びに繋がります。 |
| 下がっている場合(低位舌) |
口呼吸になりやすく、風邪を引きやすくなったり、アレルギーの原因になることも。また、あごが十分に成長せず、歯並びがガタガタになるリスクが高まります。 |
当院では、この「スポットに舌を当てる」という基礎中の基礎の感覚を、お子さんが遊び感覚で楽しく身につけられるよう、矯正の専門的な知見から丁寧にサポートしています。
いしかわ歯科の小児診療・リアルな3つのステップ
では、実際にどのようなステップで診療を進めているのでしょうか。
ステップ①:まずは「歯医者さん=楽しい場所」に!
初めての歯医者さん、あるいは過去に怖い思いをしたお子さんに対して、無理やり診療台に寝かせて治療を始めるようなことは絶対にしません。まずは衛生士とお話をしたり、風をかける器具(スリーウェイシリンジ)を水鉄砲のように触ってみたりして、場所と人に慣れる「トレーニング」から始めます。
ステップ②:遊びの延長!お口の機能トレーニング
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風船遊びや吹き戻し: 唇の力を鍛え、鼻呼吸を促します。
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ストローやコップ飲み指導: 正しい舌の動かし方や飲み込み方を実践しながら覚えます。
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あいうべ体操: お口周りの筋肉を動かし、舌を正しいスポットに持ち上げる力をつけます。
これらは、これまでのブログでもご紹介した内容ですが、診療室では衛生士が直接お子さんの様子を見ながら、「上手だね!」「次はこうやってみよう!」と楽しく指導します。まさに衛生士の腕の見せ所です。
ステップ③:親御さんとの「二人三脚」作戦会議
お口の機能を育てるためには、医院でのトレーニングだけでなく、ご家庭での毎日の実践がカギとなります。とはいえ、毎日の子育てでお忙しい中、完璧にこなすのは難しいものです。担当の歯科衛生士が親御さんの日々の悩みに寄り添い、それぞれのライフスタイルに合わせた「無理のない取り入れ方」を一緒に考え、アドバイスしています。
【よくあるご質問】小児歯科・お口の機能育成Q&A
Q1. 歯医者さんには何歳から通い始めればいいですか? A1. 歯が生え始める生後6ヶ月〜1歳頃が最初の目安ですが、当院では「マイナス1歳(妊婦健診)」からのサポートを行っています。歯がまだ生えていなくても、離乳食の食べ方(舌の使い方)や、お口の正しい発育についてアドバイスできますので、いつでもお気軽にご相談ください。
Q2. うちの子は歯医者さんに行くと泣いてしまうのですが、大丈夫でしょうか? A2. もちろん大丈夫です!当院では、無理やり治療台に寝かせるようなことは絶対にしません。まずはスタッフとお話をしたり、器具に触ってみたりと、場所や人に慣れることから始めます。お子さんのペースに合わせて「歯医者さんは楽しいところ」と思ってもらえるよう、歯科衛生士が優しくサポートします。
Q3. 「お口ぽかん」が気になります。家でできることはありますか? A3. お家でテレビを見ている時などに、お口が開いていないかチェックしてみてください。その際、「ベロの先は上の前歯の裏(スポット)だよ」と優しく教えてあげるだけでも意識が変わります。風船遊びや「あいうべ体操」も効果的です。具体的なやり方やコツは、来院時に歯科衛生士が遊びを交えながら楽しくお伝えします!
担当歯科衛生士からのメッセージ
「私たち歯科衛生士は、単に歯の汚れを落とすだけの存在ではありません。お子さんの『食べる・話す・呼吸する』という生きるための基本機能が正しく育つよう、一緒に見守り、喜ぶサポーターでありたいと思っています。
矯正歯科での豊富な経験を活かし、将来の歯並びや全身の健康を見据えたアドバイスをさせていただきます。少しでも気になること、ご家庭で上手くいかないことがあれば、どうぞお気軽に声をかけてくださいね!」
妊婦健診から始まる、一生のお口づくり
最近、当院には妊婦健診でご来院されるプレママさんが増えてきました。マイナス1歳(お腹の中にいる時)から、お母さんのお口の健康を整えることは、生まれてくる赤ちゃんの健康への最初のプレゼントです。
無事に出産された後も、離乳食の始め方や、歯が生える前のお口のケアなど、衛生士がしっかりサポートいたします。「歯医者さんは歯が生えてから行くところ」と思わずに、ぜひお気軽にいしかわ歯科にいらしてください。シニア層の口腔機能低下からお子さんの発達支援まで、地域の皆様の生涯にわたるお口の健康を、スタッフ一同全力でサポートしてまいります。
この記事を書いた人
いしかわ歯科 院長
【帯広】いしかわ歯科 院長:石川
(歯科医師・歯学博士)
帯広市で20年以上にわたり地域医療に従事。「予防に勝る治療なし」をモットーに、子供から大人まで、科学的根拠に基づいた歯科治療を提供している。
ご予約・お問い合わせ
[電話番号] 0155-35-2442
帯広市西21条南2丁目26-3 Googleマップで見る





