【夏休み特別コラム】スポーツドリンクの罠と「お口ポカン」にご用心!いしかわ歯科が教える夏の「健口(けんこう)育成」
26.08.05(水)
【この記事の要約(3分で読めます)】 夏休みは生活リズムが変化し、お子様のお口のトラブルが急増しやすい要注意な季節です。本記事では、熱中症対策の「スポーツドリンク」が虫歯を爆発的に増やす理由や、涼しい部屋で起こりがちな「お口ポカン(口呼吸)」が歯並びや顎の成長に与える悪影響について解説します。ご家庭ですぐに確認できる「お口の機能(健口)チェックリスト」もご用意しました。お子様の健やかな成長を守るために、ぜひ今日からお役立てください。
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本日のコラムの目次
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1. 熱中症対策の「スポーツドリンク」…ダラダラ飲みが虫歯を爆発的に増やす理由
2. クーラーの効いたお部屋で「お口ポカン」になっていませんか?
3. 夏の定番メニュー「柔らかい麺類」にも要注意!
4. 【ご自宅でできる!】お口の機能(健口)チェックリスト
5. 夏休みは「健やかなお口(健口)」を育てる大チャンス!
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こんにちは!十勝・帯広のいしかわ歯科です。
短い十勝の夏も本番を迎え、毎日暑い日が続いていますね。夏休みに入り、お子様がおうちで過ごす時間が増え、「毎日のお昼ごはん作りが大変!」「ついつい夜更かしして生活リズムが崩れがち…」と奮闘されている親御さんも多いのではないでしょうか?
実は、夏休みは楽しいイベントがたくさんある一方で、お子様の「お口の健康や成長」にとって非常に注意が必要な季節でもあります。学校や幼稚園がある普段の規則正しい生活から一変することで、お口の中に思わぬトラブルを引き起こす原因が潜んでいるのです。
今回は、夏休みの生活で特に気をつけていただきたい「スポーツドリンクの飲み方」と、「お口ポカン(口呼吸)」について、当院が力を入れている『健口(けんこう)育成』の視点から詳しくお話しします。
1. 熱中症対策の「スポーツドリンク」…ダラダラ飲みが虫歯を爆発的に増やす理由
夏場は熱中症対策として、こまめな水分補給が欠かせません。テレビなどでも「こまめに水分を摂りましょう」と言われますよね。しかし、ここで気をつけていただきたいのが「何を」「どのように」飲むかです。
特に注意が必要なのが「スポーツドリンク」です。スポーツドリンクには、体に吸収されやすいように、実は私たちが想像する以上にたくさんの「お砂糖(糖分)」が含まれています。500mlのペットボトル1本に、角砂糖にして約7〜8個分もの糖分が含まれている製品も珍しくありません。
【お口の中がずっと「酸性」になる危険性】 虫歯菌は、お砂糖をエサにして「酸」を作り出し、その酸が歯を溶かしていきます。普段、お口の中は唾液の働きによって中性に保たれていますが、甘いものを飲んだり食べたりすると一気に酸性に傾きます。その後、唾液の力でゆっくりと中性に戻っていくのですが、水筒にスポーツドリンクを入れて「テレビを見ながらチビチビ・ダラダラ」と飲み続けてしまうとどうなるでしょうか?
お口の中が中性に戻る暇がなく、常に酸性の状態(歯が溶け続ける状態)になってしまいます。これが、夏休みに虫歯が一気に増えてしまう最大の原因です。
【ご家庭でできる対策】
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メリハリをつける: スポーツドリンクは「外で激しい運動をして、たくさん汗をかいた時だけ」など、飲むタイミングをしっかり決めましょう。
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普段の水分補給はお茶かお水で: クーラーの効いたおうちの中で過ごす時の水分補給は、麦茶やお水で十分です。
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飲んだ後はお茶でリセット: どうしても甘い飲み物を飲んだ後は、最後にお水や麦茶を一口飲んで、お口の中の糖分を洗い流すだけでも効果があります。
2. クーラーの効いたお部屋で「お口ポカン」になっていませんか?
暑い日は、涼しい部屋でテレビを見たり、タブレットやゲームをして過ごす時間がどうしても長くなりますよね。そんな時、お子様のお顔をそっと覗いてみてください。
背中が丸くなり、お口が「ポカン」と開いていませんか?
「ただ口が開いているだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はこの「お口ポカン」は、お子様のお口の正常な発育を妨げる大きなサイン(口腔機能発達不全症の疑い)なのです。
【姿勢の悪さと「お口ポカン」の深い関係】 ゲームやタブレットに夢中になると、どうしても首が前に出て猫背になります。頭が前に傾くと、喉の気道が狭くなるため、息苦しさを補おうとして自然と下顎が下がり、口が開いて「口呼吸」になってしまいます。
本来、リラックスしている時の「舌(した)」の正しい位置は、上顎(お口の天井部分)にピタッとくっついている状態です。しかし、お口ポカンで口呼吸になると、舌が下に落ちてしまいます。
舌が上顎を押す力がなくなることで、上顎の骨が横に広がらず、狭いまま成長してしまいます。その結果、将来永久歯が生えてくるスペースが足りなくなり、歯並びがガタガタになってしまうのです。
【お口が乾燥するデメリット】 さらに、口呼吸によってお口の中が乾燥すると、抗菌作用のある「唾液」が乾いてしまいます。唾液が減ると虫歯菌や歯周病菌が繁殖しやすくなるだけでなく、ウイルスが直接喉の粘膜に付着しやすくなるため、夏風邪をひきやすくなる原因にもなります。
【ご家庭でできる対策】
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姿勢を整える: テレビやゲームをするときは、背中が丸くならないようにクッションを挟むなど、姿勢をサポートしてあげましょう。
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食事の時の足元に注意: 食事中、足がブラブラしていませんか?足の裏がしっかり床(または足置き台)にピタッとつく姿勢で座るだけで、踏ん張りがきき、噛む筋肉とお口を閉じる筋肉がしっかり働きます。
3. 夏の定番メニュー「柔らかい麺類」にも要注意!
最後にもう一つ、夏の食事についてのアドバイスです。 暑くて食欲が落ちると、どうしても「そうめん」や「冷やしうどん」など、ツルツルと飲み込みやすい柔らかいメニューが多くなりがちです。
こうしたメニューはあまり噛まずに「丸飲み」できてしまうため、お口の周りの筋肉や顎の骨を成長させるための「噛む刺激」が不足してしまいます。トッピングにキュウリやオクラなど、少し歯ごたえのある野菜を大きめに切って加えたり、意識して「よく噛んでね」と声をかけてあげる工夫を取り入れてみてください。
【ご自宅でできる!】お口の機能(健口)チェックリスト
夏休みの期間中、ぜひお子様の普段の様子をチェックしてみてください。以下の項目に1つでも当てはまる場合は、「お口の機能」が十分に発達していないサインかもしれません。
☑️ 日常の様子・姿勢
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無意識にお口が「ポカン」と開いていることが多い
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いつも口で呼吸をしている(鼻が詰まりやすい)
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いびきをかく、または寝ている時に歯ぎしりをする
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猫背で姿勢が悪い
☑️ 食事の様子
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食べるのがとても遅い、または極端に早い(丸飲みしている)
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食事中にクチャクチャと音を立てて食べる
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硬いものを嫌がり、柔らかいものばかり好む
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飲み込む時に、舌が前歯の間から出ている
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食事中、足の裏が床(または台)についておらずブラブラしている
☑️ お口の中の様子
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指しゃぶりや、爪を噛むクセがまだ直らない
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滑舌が悪い(サ行、タ行などが言いにくい)
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すでに歯並びが少しガタガタしている気がする
いかがでしたでしょうか? 「あ、これうちの子のことだ…」とハッとした項目はありましたか?
これらは単なる「年齢的なクセ」ではなく、お口の周りの筋肉が正しく使えていないサイン(口腔機能発達不全症の疑い)の可能性があります。
夏休みは「健やかなお口(健口)」を育てる大チャンス!
夏休みは、普段忙しくて見逃しがちな、お子様の日常の様子をじっくり観察できる非常に良い機会です。
当院では、こうしたお子様の正しいお口の成長をサポートする「健口育成」に力を入れております。チェックリストで気になる項目があった方や、「うちの子のお口の成長、これで大丈夫かな?」という些細な疑問がある方は、新学期が始まる前に、ぜひ一度、いしかわ歯科の定期健診にいらしてください。
遊び感覚でできるお口のトレーニングなど、お子様の成長に合わせたアドバイスをさせていただきます。元気な笑顔の子供たちにお会いできるのを、スタッフ一同楽しみにしています!
この記事を書いた人
いしかわ歯科 院長
【帯広】いしかわ歯科 院長:石川
(歯科医師・歯学博士)
帯広市で20年以上にわたり地域医療に従事。「予防に勝る治療なし」をモットーに、子供から大人まで、科学的根拠に基づいた歯科治療を提供している。
ご予約・お問い合わせ
[電話番号] 0155-35-2442
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