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「ホワイトニングで歯がしみるって本当?」その理由と対策を歯科医が徹底解説!

25.10.10(金)

こんにちは!いつも当院のブログを読んでくださり、ありがとうございます。

「ホワイトニングをやってみたいけど、終わった後に歯がしみるって聞いたから不安…」

「痛みが怖くて、なかなか一歩踏み出せない…」

そう思って、ホワイトニングをためらっている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、 ホワイトニングによって歯が一時的にしみる感覚や、痛みを感じることがあるのは事実です。 しかし、それは決して歯にダメージを与えているわけではありません。

今回は、ホワイトニングで歯がしみたり、痛みを感じる根本的な理由と、その具体的な対策について、歯科医師の視点から詳しくお話しします。この記事を読めば、安心してホワイトニングに臨めるはずです。


 

なぜホワイトニングで歯がしみるの?その理由を徹底解説

 

ホワイトニングで歯がしみる原因は、主に以下の2つが考えられます。

 

1. 歯の表面の一時的な変化

 

ホワイトニングは、歯の表面や内部に薬剤を浸透させて、色素を分解し歯を白くしていきます。その過程で、エナメル質のごく小さな隙間を通じて象牙細管が刺激を受けやすくなり、冷たいものや温かいものがしみることがあります。

これは一時的な反応で、多くの場合は時間の経過とともに自然に治まります。唾液には、歯の表面を再石灰化して保護する働きがあり、この回復にも役立ちます。ホワイトニング剤が歯にきちんと作用している証拠とも言えるでしょう。

 

2. 虫歯や歯周病、歯の亀裂が原因

 

健康な歯であれば、知覚過敏は一時的なものにすぎませんが、以下のような場合は、痛みが強く出ることがあります。

  • 虫歯がある:薬剤が虫歯の穴から歯の神経に直接作用し、強い痛みにつながることがあります。
  • 歯周病がある:歯周病で歯ぐきが下がると、神経に近い部分が露出し、しみる感覚が起こりやすくなります。
  • 歯にひび割れや小さな亀裂がある:肉眼では見えないような小さな亀裂でも、ホワイトニング剤が入り込み、しみることがあります。

このような状態のままホワイトニングを行うと、痛みが強く出たり、症状が悪化したりする可能性があるため、事前の精密な検査が非常に重要となります。


 

ホワイトニングの「しみ」を抑えるための具体的な対策

 

「やっぱり痛いのは嫌だ…」そう思った方もご安心ください。適切な対策を講じることで、ホワイトニング後の不快感を最小限に抑えることができます。

 

1.ホワイトニング前の「虫歯・歯周病チェック」は必須!

 

最も重要な対策は、ホワイトニングの前に歯科医院で必ず検査を受けることです。

当院では、ホワイトニングに先立ち、以下のようなチェックを徹底して行います。

  • 虫歯や歯周病の有無
  • 歯ぐきの状態や知覚過敏の有無
  • 歯の小さな亀裂や摩耗の確認

もし問題が見つかった場合は、先にその治療を行うことで、安心してホワイトニングに臨むことができます。

 

2.施術中の対策

 

ホワイトニング中は、以下のような対策で痛みを和らげます。

  • 薬剤の濃度調整
    • 痛みを感じやすい方には、ホワイトニング剤の濃度を調整して、刺激を抑えることができます。
  • 知覚過敏抑制剤の塗布
    • 施術前に、歯の神経を保護する効果がある知覚過敏抑制剤を塗布することで、痛みを大幅に軽減できます。

 

3.ホワイトニング後の自宅での対策

 

施術後は、ご自宅でのケアが非常に重要です。

  • 「しみ止め」効果のある歯磨き粉を使う
    • ホワイトニング後の一時的な知覚過敏には、硝酸カリウムなどの成分が含まれた歯磨き粉が効果的です。
  • 温度に注意する
    • ホワイトニング直後は、歯が敏感になっています。熱すぎるものや冷たすぎるものは避け、常温のものを摂るようにしましょう。
  • 痛み止めを服用する
    • 痛みが続く場合は、我慢せずに歯科医師に相談し、市販の痛み止めを服用することも有効です。

 

4.ホームホワイトニングの場合は「頻度と時間」を守る

 

ホームホワイトニングは、ご自身のペースで行える反面、使い方を誤ると痛みが出やすくなります。

  • 適切な時間を守る
    • マウスピースの装着時間を守り、長時間にわたってホワイトニング剤を塗布し続けないようにしましょう。
  • 使用を一時中断する
    • しみる感覚が強い場合は、数日間ホワイトニングを中断し、症状が治まってから再開することで、歯への負担を減らすことができます。

 

まとめ|一時的な症状と理解し、プロに相談することが大切

 

ホワイトニング後の「しみ」や「痛み」は、ほとんどの場合、一時的なものであり、適切なケアによって改善されます。

しかし、もし不快感が続く場合は、決して無理をせず、すぐに歯科医院に相談してください。一人ひとりの歯の状態に合わせた適切な処置を施すことで、快適に、そして安全にホワイトニングを進めることができます。

当院では、患者様が安心してホワイトニングを受けられるよう、施術前のカウンセリングから、施術中のケア、そして施術後のアフターフォローまで、万全の体制を整えています。

「歯を白くしたいけど、やっぱり痛みが心配…」

そう思っている方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。あなたの理想の笑顔を、安全な方法で手に入れるお手伝いをさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

帯広市 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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