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歯茎の腫れが気になります!原因と対策を詳しく解説

23.11.10(金)

こんにちは、皆さん。朝起きた時や歯磨きをしているとき、突然歯茎の腫れや痛みを感じたことはありませんか?この不快な症状、実は多くの方が一度や二度は経験しています。歯茎の健康は、全身の健康を左右することもある重要なポイント。だからこそ、今日は「歯茎の腫れ」がどのような原因で起こるのか、そしてその対策はどうすれば良いのか、わかりやすくお伝えします。皆さんも口の中の健康を守るための知識を増やして、快適な毎日を過ごしましょう!

歯茎の腫れの主な原因

  1.  歯周病: 歯と歯茎の間には多くの細菌が存在します。ここにプラーク(歯垢)が溜まると、細菌が繁殖しやすくなります。これが炎症を引き起こし、結果として歯茎が腫れやすくなります。進行すると、歯の支えが弱まることも。
  2. 歯垢・歯石: 歯垢は食べかすや細菌から成る柔らかいものですが、放置すると時間とともに硬化し歯石となります。歯石は歯ブラシだけでは取り除くことができず、歯茎を刺激して炎症を引き起こす原因となります。
  3. 歯の矯正や抜歯後: 歯を動かす矯正治療や歯を抜く際、歯茎には一時的な負担がかかります。これが歯茎の腫れや痛みを引き起こすことがあり、通常は一時的なもので、治療後の正しいケアで改善します。
  4. アレルギーや副作用: 一部の薬や口腔ケア製品に含まれる成分、あるいは特定の食品に対してアレルギー反応を示すことがあります。この反応として歯茎の腫れや赤みが生じることがあります。疑わしい場合は、使用を中止し、医師や歯科医に相談することが重要です。
  5. 根尖性歯周炎: 根尖性歯周炎は、歯の根端部に位置する骨や組織に炎症が起こる状態を指します。この炎症は、虫歯や歯の詰め物・冠の下からの細菌の感染が原因で起こります。感染が進行すると、歯の根端周辺の骨が徐々に溶けていき、歯茎が腫れたり、痛みを伴ったりします。特に痛みが強い場合や長引く場合は、歯科医による治療が必要となります。早期の段階での適切な治療により、症状の悪化を防ぐことができます。

歯茎の腫れに対する対策

  1. 定期的な歯磨き: 1日2回以上の歯磨きは基本です。朝起きたときと就寝前にしっかりと歯を磨くことで、細菌の繁殖と歯垢の蓄積を防ぎます。特に夜の歯磨きは一日の汚れを取り除くため、重要です。
  2. フロスや歯間ブラシの使用: 歯ブラシだけでは届かない歯の間の汚れを取り除くために、フロスや歯間ブラシを使うことを習慣化しましょう。これにより、歯石の形成を予防し、歯茎の健康を保てます。
  3. 定期的な歯科検診: 年に1〜2回の歯科検診を受けることで、初期の歯周病や虫歯を見逃さずに対処することができます。プロのクリーニングも受けることで、歯石の除去や口腔内の清潔を保つ手助けとなります。
  4. 口腔内のバランスを保つ: 偏った食生活や砂糖の取り過ぎは、口腔内の細菌バランスを乱す原因となります。ビタミンやミネラルを豊富に含むバランスの良い食事を心がけることで、歯茎や歯の健康をサポートします。
  5. 適切な薬の使用: 薬や口腔ケア製品の使用により、歯茎の腫れや痛みが生じることがある場合、すぐに使用を中止し医師や歯科医に相談しましょう。専門家のアドバイスに従い、身体に合ったものを選ぶことが大切です。


まとめ

歯茎の腫れは、日常の生活習慣や口腔内のケアが密接に関わっています。症状を放置せず、早期に適切なケアや対策を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。また、定期的な歯科検診を受けることで、歯や歯茎の問題を早期に発見し、専門家のアドバイスを受けることが重要です。日常の歯磨きや食生活に気を付けるだけでなく、何か異変を感じたら迅速に対応することが、健康な口腔を維持するための鍵となります。皆さんも、この情報を元に、日々の口腔ケアを見直してみてください。健康な歯と歯茎で、毎日の生活をより快適に過ごしましょう!

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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