痛みもなく進行する歯周病:何がそんなに怖いのでしょうか?
25.08.15(金)
痛みもなく進行する歯周病:何がそんなに怖いのでしょうか?
こんにちは、皆さん。いつも当院のブログを読んでくださり、本当にありがとうございます。今日は、皆さんが普段、何気なく過ごされている中で、実は無意識のうちに罹っているかもしれない「歯周病」について、少し立ち止まって考えてみたいと思います。そう、歯周病は、ほとんど痛みを伴わず、知らない間にあなたの歯を蝕んでいく、ちょっと怖い病気なんです。
「歯周病ってよく聞くけど、具体的に何が怖いの?」そう思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。簡単に言うと、歯周病は、歯を支えている歯茎や、その奥にある骨が炎症を起こしてしまう病気のことです。初期の段階では痛みを感じにくく、とてもゆっくりと進行していくのが特徴なんです。だからこそ、「いつの間にか」進行しているケースが非常に多いんですよ。
では、一体何がそんなに恐ろしいのでしょうか?最初は些細な症状から始まりますが、放っておくと、結果的には歯を失う大きな原因となるだけでなく、実はあなたの全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるからなんです。
歯周病の進行とその恐ろしい結末
まず、歯周病は初期段階だと「歯肉炎」と呼ばれます。この頃は、歯茎が少し腫れたり、歯磨きの時に出血しやすくなったりといった症状が出始めます。これは、歯垢(プラーク)が歯周組織に溜まり、そこで悪い細菌が増殖することで起こる炎症です。この歯肉炎の段階なら、まだ完全に回復させることが可能です。
でも、ここで「これくらいなら大丈夫」と放置してしまうと、症状は「歯周病」へと進行してしまいます。歯周病が進行すると、歯を支えている大切な骨が、少しずつ溶けていってしまうんです。骨が溶けてしまうと、歯はグラグラと不安定になり、最終的には支えを失って抜け落ちてしまう可能性があります。想像してみてください、健康だった歯が、痛みもないまま、ある日突然抜け落ちてしまうなんて、とても怖いことですよね。
全身の健康への知られざる影響
さらに、歯周病の恐ろしさは、お口の中だけの問題に留まらない点にあります。近年の研究では、歯周病が様々な全身の病気と密接に関わっていることが明らかになってきているんです。
例えば、歯周病菌が血管に入り込むことで、心臓病や脳卒中のリスクを高めることが指摘されています。また、糖尿病の方は歯周病が進行しやすく、逆に歯周病が糖尿病の症状を悪化させるという、相互に影響し合う関係があることも分かっています。
さらに、妊娠中のお母さんの場合は、歯周病が早産や低体重児出産のリスクを高める可能性も示されています。お口の健康が、生まれてくる赤ちゃんにまで影響を及ぼすかもしれないなんて、本当に驚きですよね。
でも、ご安心ください!
ここまで読んで、「怖い…」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。でも、どうかご安心ください。なぜなら、これらの恐ろしいリスクは、適切なケアと早期発見によって、大幅に減らすことができるからです!
私たちにできる予防策はたくさんあります。まずは、皆さんご自身でできることとして、毎日の正しい歯磨きとデンタルフロスの使用を徹底することです。歯ブラシだけでは届かない隙間の汚れをしっかり取り除くことが大切ですよ。
そして、もう一つが、定期的に歯科医院でプロのチェックとケアを受けることです。私たちの歯科医院では、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせたアドバイスや、専門的なクリーニング、歯石除去などを行っています。これで、ご自身では取り除けない汚れを除去し、歯周病のリスクをぐっと減らすことができるんです。
私たちは、お口の中だけでなく、皆さんの全身の健康も考慮に入れています。健康的なライフスタイルや食事習慣についても、ぜひ私たちに相談してください。これらは歯周病の予防だけでなく、あなたの全身の健康にも良い影響を与えてくれるはずです。
歯周病の一番の敵は「知らないこと」です
最後になりますが、歯周病にとっての一番の敵は、実は「知らないこと」です。「痛みがないから大丈夫」と油断せず、ご自身の歯と口の健康に日々意識を向けることが本当に大切です。
私たち歯科医院のスタッフ一同、皆さんがいつまでも健康な口元を保ち、自信を持って笑顔でいられるよう、全力でサポートさせていただきます。
これからも、皆さんの口腔健康を守るために、役立つ情報を発信してまいりますので、次回もぜひ当ブログを読んでくださいね。どうぞ、あなたの口腔健康が、あなたの全身の健康を支える大切な土台であることを、忘れないでくださいね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
帯広市 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科
医院長 石川





