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「シリーズ 妊娠と口腔健康:あなたが知るべきこと」2: 妊娠と歯周病:予防とケア

23.08.07(月)

前回は妊娠と口腔健康の基本的な関連性についてお話ししましたね。今日は、その中でも特に重要なテーマ、「妊娠性歯周病」について深掘りしていきましょう。

妊娠は、本当に神秘的で特別な時期ですね。新しい命が成長し、母体はその命を育むためにさまざまな変化を遂げます。その一つが、体のホルモンバランスの変化です。これは、肌の調子が変わったり、気分が不安定になったりする原因ですが、驚くことに、口腔の環境にも影響を及ぼします。

口腔内は、普段から多くのバクテリアが生息しています。それらは、基本的にはバランスを保ち、口腔の健康を維持する役割を果たしています。しかし、ホルモンバランスが変化すると、そのバクテリアのバランスも変わり、悪玉菌が増えてしまうことがあります。これが、歯周病の原因となります。

「妊娠性歯周病」は、この悪玉菌が増え、歯茎に炎症を引き起こす状態を指します。症状としては、歯茎の赤み、腫れ、出血などが見られます。さらに進行すると、歯周病になる可能性があり、最悪の場合、歯が抜け落ちる恐れもあります。

ですから、妊娠中は特に、予防と早期発見が大切となります。予防策は何かといえば、まずは日々の口腔ケアが基本です。正しいブラッシング、フロスの使用、さらには定期的な歯科健診が大切です。

早期発見には、自己チェックも有効です。歯を磨いた時に出血する、歯茎が腫れている、口臭が気になるといった異常があれば、それは歯周病のサインかもしれません。そうした異常に気付いたら、すぐに歯科医師に相談しましょう。早期に対策を取れば、問題を小さく抑えられます。また、歯科医師は口腔内だけでなく、全身の健康状態も見ることができます。妊娠中は特に、口腔の健康が全身の健康に影響を及ぼす可能性があるため、しっかりとケアを行いましょう。

また、疑問や不安がある場合は、遠慮なく質問してください。歯科医師はあなたの健康のパートナーであり、あなたが安心して妊娠生活を送れるよう、全力でサポートします。

さて、次回は妊娠中の口腔ケアについて具体的なアドバイスをお伝えします。適切なブラッシングの方法、フロスの正しい使い方、どのようなケアが妊娠中の口腔の健康に良い影響をもたらすのか、詳しく解説します。ご自身の口腔健康、そしてお腹の赤ちゃんの健康を守るための重要な情報を、ぜひお見逃しなく。

それでは、次回の投稿をお楽しみに。お元気で、そして笑顔でいてくださいね!妊娠という特別な期間を、最高に楽しんでください。

お身体のこと、そして何よりも口腔の健康のこと、最善を尽くしてサポートします。再びお会いできる日を楽しみにしています。それでは、またお会いしましょう。ごきげんよう。

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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