歯周病の治療法を徹底解説!健康な歯ぐきを守るために今すぐできること
25.03.28(金)
歯周病の治療法を徹底解説!健康な歯ぐきを守るために今すぐできること
「最近、歯ぐきが腫れやすい」「歯みがきのたびに出血する」…そんな経験はありませんか?
歯ぐきの腫れや出血、放置していませんか?歯周病は進行すると大変なことに…。
歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきが炎症によってダメージを受ける病気です。成人の約7割がかかっているともいわれ、日本人の歯を失う主な原因のひとつとされています。放置すると、最終的には歯が抜けてしまうことも…。
しかし、適切な治療をすれば進行を抑え、健康な歯ぐきを取り戻すことができます!早めの対策が大切なので、まずは歯周病の治療方法を詳しく知りましょう。
この記事でわかること
- 歯周病の初期症状と進行リスク
- 症状別の治療法
- 治療後のケアと予防策
- 歯科医院での定期検診の重要性
1. 歯周病とは?放置するとどうなる?
歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきが炎症によって破壊される病気です。初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行してしまうことが特徴です。
歯周病が進行すると…
- 歯ぐきの腫れや出血
- 口臭の悪化
- 歯がグラグラする
- 最終的には歯が抜け落ちる
特に、若い世代では症状に気づきにくく、進行が早まる傾向があります。手遅れになる前に、正しい知識とケアを身につけましょう。
2. 歯周病の治療法:症状別解説
歯周病の治療は進行度によって異なります。早めに対処すればシンプルなケアで改善できますが、重症化すると専門的な治療が必要になります。
2-1. 初期段階の治療:クリーニングとセルフケア
- ** 歯石の除去(スケーリング)**
- 歯周病の初期段階では、まず歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングが重要です。歯科医や歯科衛生士が専用の器具を使い、歯石や歯垢を除去します。定期的なクリーニングによって、細菌の増殖を防ぎ、歯周病の進行を食い止めることができます。
- 🪥 正しいブラッシング習慣の指導
- 歯石を取った後は、自宅でのセルフケアがカギになります。歯科医や歯科衛生士が、以下のようなポイントを指導してくれます。
- 効果的な歯みがき方法(歯ぐきを傷つけない適切なブラッシング)
- デンタルフロスや歯間ブラシの使い方(歯間の汚れをしっかり取り除く)
- マウスウォッシュの活用方法(細菌の増殖を抑えるための補助)
- 生活習慣の改善(バランスの取れた食生活やストレス管理も重要です)
- 歯石を取った後は、自宅でのセルフケアがカギになります。歯科医や歯科衛生士が、以下のようなポイントを指導してくれます。
2-2. 進行した歯周病の治療:専門的な処置
- ** スケーリング&ルートプレーニング(SRP)**
- 歯周ポケットが深くなり、通常のクリーニングでは届かない場合に行われる治療です。
- スケーリング:歯ぐきの下に隠れた歯石や歯垢を除去
- ルートプレーニング:歯根の表面を滑らかにし、細菌が付着しにくい環境を作る
- 抗菌剤の併用:除去後の細菌の繁殖を抑えるため、抗菌剤を塗布することもあります。
- 歯周ポケットが深くなり、通常のクリーニングでは届かない場合に行われる治療です。
- ** 抗生物質の使用**
- 炎症が強い場合は、抗生物質を使って歯周病菌を減らします。塗るタイプや飲み薬の種類があり、医師の指示に従って使用します。
- 局所投与タイプ:歯周ポケットに直接抗生物質を塗布
- 内服薬タイプ:細菌感染を抑えるために服用
- 炎症が強い場合は、抗生物質を使って歯周病菌を減らします。塗るタイプや飲み薬の種類があり、医師の指示に従って使用します。
2-3. 重度の場合の外科的治療
- ** フラップ手術(歯周ポケットを浅くする手術)**
- 歯ぐきを切開して歯根にこびりついた歯石を取り除き、歯ぐきを元の位置に戻します。これにより、歯周ポケットを浅くして細菌が溜まりにくい環境を作ります。
- ** 骨再生療法**
- 失われた骨を再生させるために、人工骨や患者自身の骨を移植する治療です。骨の再生を促進する材料を使用し、歯を支える土台を回復させます。
3. 歯周病治療後のケアと予防
治療後も適切なケアを継続することが大切です。
- ✅ 定期的な歯科検診(3〜6ヶ月ごと)
- ✅ 正しい歯みがき(歯科医のアドバイスを実践)
- (歯ブラシ) 歯周ポケットに届きやすい先の細いもの、電動歯ブラシも有効
- (歯磨き粉) 歯周病予防に効果的な成分(フッ素、塩化セチルピリジニウムなど)配合のもの
- ✅ デンタルフロス・歯間ブラシを活用する
- ✅ 食生活を見直し、栄養バランスを整える
- ✅ 禁煙を検討する(タバコは歯周病を悪化させる)
- ✅ ストレス管理も意識する(免疫力低下を防ぐ)
特に**「一度治療したから大丈夫!」**と油断すると、再発しやすいのが歯周病の怖いところです。定期的なメンテナンスが、健康な歯ぐきを守るカギになります。
4. まとめ:今日からできる歯ぐきの健康習慣
歯周病は放置すると進行してしまいますが、適切な治療とケアで改善できます。
- 初期のうちに歯石を除去し、正しいセルフケアを習慣化する
- 進行した場合はスケーリングや抗生物質を活用
- 重度の歯周病には外科的治療が必要なことも
- 治療後も定期的な検診と予防ケアが不可欠
- 生活習慣を見直し、総合的に歯ぐきを守る
あなたの歯ぐきは健康ですか?少しでも気になる症状があれば、早めに歯科医院を受診しましょう!
健康な歯と美しい笑顔をキープするために、今日からできるケアを始めてみませんか?
帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科
医院長 石川
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