歯医者さん、助けて!ズキズキ痛む歯の根っこ…感染根管治療ってどんな治療?
25.01.21(火)
目次
- はじめに:歯の根っこのピンチ!放っておくと大変なことに…
- 感染根管治療って何?簡単に解説!
- なんで根っこが感染するの?原因をチェック!
- 感染根管治療の流れをステップごとに解説!
- 治療中の痛みや治療後の注意点は?
- 気になる費用や治療期間は?
- まとめ:大切な歯を守るために、早期治療がカギ!
はじめに
「最近、歯がズキズキ痛む…もしかして虫歯が進行してる?!」そう思ったことはありませんか?虫歯を放置すると、歯の神経(歯髄)が炎症を起こし、さらに進行すると根っこの先までバイキンが侵入してしまうことがあります。これが「感染根管」と呼ばれる状態。今回は、そんな感染根管を治療する「感染根管治療」について、徹底解説します!
感染根管治療って何?簡単に解説!
歯の中心部には「根管」と呼ばれる管があり、神経や血管が通っています。虫歯が進行して根管まで細菌が侵入し、根っこの先まで炎症を起こした状態が「感染根管」です。この状態を放置すると、激しい痛みや腫れだけでなく、最悪の場合、抜歯に至ることも…。そこで登場するのが「感染根管治療」。根管内の細菌や汚染物質を徹底的に除去し、歯を残すための重要な治療法なんです。
なんで根っこが感染するの?原因をチェック!
根管感染の主な原因は以下のとおりです。
- 虫歯の放置: 虫歯が進行し、歯髄まで達すると細菌が根管に侵入します。
- 過去の根管治療の不備: 過去に行った根管治療が不十分だった場合、再び細菌が繁殖することがあります。
- 歯のひび割れや亀裂: 歯にひびが入ったり、亀裂が入ったりすると、そこから細菌が侵入することがあります。
感染根管治療の流れをステップごとに解説!
感染根管治療は、以下のような流れで進みます。
- 診断と麻酔: レントゲン撮影やCT撮影などで歯の状態を詳しく確認し、麻酔を行います。
- 根管へのアクセス: 歯の頭の部分(歯冠)に小さな穴を開け、根管にアクセスします。
- 根管の清掃・消毒: 専用の器具(ファイルやリーマー)を使って、根管内の細菌や汚染物質を徹底的に除去します。近年では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用することで、より精密な治療が可能になっています。
- 根管の充填: 清掃・消毒後、根管内に薬剤(ガッタパーチャなど)を充填し、細菌の再侵入を防ぎます。
- 歯の修復: 最後に、詰め物や被せ物(クラウン)で歯を修復します。
治療中の痛みや治療後の注意点は?
- 治療中の痛み: 麻酔をするので、治療中に痛みを感じることはほとんどありません。もし痛みを感じる場合は、遠慮せずに歯科医師に伝えましょう。
- 治療後の注意点: 治療後、数日間は痛みや腫れが出ることがあります。痛み止めや抗生物質を処方される場合があるので、指示に従って服用しましょう。また、治療後しばらくは硬いものを避けるなど、歯に負担をかけないように注意が必要です。
気になる費用や治療期間は?
- 費用: 保険適用の場合、数千円程度です。ただし、使用する材料や治療内容によっては、自費診療となる場合もあります。事前に歯科医院に確認することをおすすめします。
- 治療期間: 根管の状態によって異なりますが、通常数回(3〜6回程度)の通院が必要です。
まとめ:大切な歯を守るために、早期治療がカギ!
感染根管は、放置すると抜歯につながる可能性もある怖い病気です。しかし、適切な治療を受ければ、大切な歯を残すことができます。少しでも歯に違和感を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。早期発見・早期治療が、歯の健康を守るための最も重要なポイントです!
帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科
医院長 石川
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