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う蝕の進行:COからC4までの5つの段階とその治療法

24.10.29(火)

タイトル

う蝕の進行:COからC4までの5つの段階とその治療法


目次

  1. う蝕とは?
  2. う蝕の進行段階:COからC4の解説
    • CO(初期う蝕)
    • C1(エナメル質のう蝕)
    • C2(象牙質のう蝕)
    • C3(神経まで進行したう蝕)
    • C4(歯冠が崩壊したう蝕)
  3. まとめ

本文

1. う蝕とは?

う蝕(虫歯)は、歯の表面が酸や細菌によって徐々に侵食される疾患です。う蝕は進行段階によってCOからC4までの5段階に分類されており、それぞれ進行度合いに応じた治療が必要となります。早期発見と予防が、健康な歯を保つために重要です。

2. う蝕の進行段階:COからC4の解説

CO(初期う蝕)

COは、まだ歯に穴ができていない初期の虫歯です。歯の表面に白斑や白濁が現れ、酸によって脱灰が進行していますが、まだ内部に進行していません。この段階では、フッ素塗布や適切な歯磨き、食生活の改善で歯の再石灰化を促すことが可能です。

C1(エナメル質のう蝕)

C1は、虫歯が歯の表面を覆うエナメル質にまで進行した状態です。エナメル質に穴ができていますが、神経にはまだ達していないため、自覚症状はほとんどありません。治療方法としては、虫歯部分を削り、詰め物を行うことが一般的です。早期に治療を受けることで、さらなる進行を防ぐことができます。

C2(象牙質のう蝕)

C2は、虫歯がエナメル質を越えて、象牙質にまで進行した状態です。この段階では、冷たいものや甘いものを摂取するとしみるようになります。象牙質が侵食されると、歯の形が変わり、欠けやすくなります。治療は、虫歯部分を削り取り、詰め物や被せ物を行います。進行によっては、根管治療が必要になることもあります。

C3(神経まで進行したう蝕)

C3は、虫歯が歯の神経にまで達した状態で、強い痛みを伴います。歯の内部で炎症が起こり、腫れや熱感なども引き起こされることがあります。この段階では、神経を取り除く根管治療が必要です。場合によっては、抗生物質の処方も行われます。

C4(歯冠が崩壊したう蝕)

C4は、虫歯が進行して歯髄が完全に破壊され、歯冠がほぼ崩壊した状態です。この段階では、痛みはほとんどなくなりますが、咀嚼機能が低下し、口臭や口内炎などが生じることがあります。治療方法としては、根管治療や被せ物、もしくは抜歯が必要となり、抜歯後は入れ歯やブリッジ、インプラントなどの選択肢があります。


3. まとめ

う蝕は、CO(初期う蝕)からC4(歯冠が崩壊した状態)までの5段階に分かれます。COの段階ではまだ治療が必要ないこともありますが、C1以降は早期の治療が推奨されます。虫歯の進行を防ぐためには、定期的な歯科検診と適切な口腔ケアが欠かせません。早期発見・早期治療を心がけ、健康な歯を保ちましょう。

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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