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奥歯の虫歯対策:効果的な歯磨きのコツと道具選び

24.07.31(水)

奥歯の虫歯対策:効果的な歯磨きのコツと道具選び

一生懸命に歯を磨いているのに、なぜか奥歯に虫歯ができてしまうこと、ありますよね。これにはいくつかの理由があります。

奥歯は前歯の約20倍も虫歯になりやすいと言われています。その原因は、奥歯周辺の舌や頬の肉が邪魔をして歯ブラシが届きにくいこと、歯の表面の凹凸や詰め物の古さが影響して磨き残しが多くなることなどが考えられます。

磨き残しが多くなる理由

奥歯の周りには舌の付け根や頬の肉があり、これらの粘膜や筋肉が歯ブラシの動きを妨げます。そのため、歯ブラシが奥歯に届きにくくなります。さらに、歯の表面には凹凸が多く、歯並びが悪い場合や古い詰め物があると、歯と歯の間に段差や隙間ができてしまい、これも磨き残しの原因となります。

虫歯の原因と影響

磨き残しがあると、歯垢が長期間残り、その中に住む虫歯菌が酸を出します。この酸が歯を溶かし、最終的には虫歯になってしまいます。特に奥歯は虫歯や歯周病になりやすく、歯の中で最も寿命が短いとも言われています。そのため、正しい知識を持ち、適切なケアを行うことが重要です。

セルフケアの重要性

虫歯や歯周病を予防するためには、セルフケアとしての歯磨きと、磨きやすい歯ブラシを選ぶことがポイントです。できれば食後に歯を磨くことが推奨されますが、出先や職場で難しい場合は、お手洗いなどで口をゆすぐだけでも効果があります。

奥歯を磨きやすい歯ブラシの選び方

  1. 小さいヘッドの歯ブラシ:狭い空間に届きやすく、毛の硬さは普通が良いでしょう。
  2. 柔らかめの歯ブラシ:歯茎から血が出やすい場合や敏感な状態なら、柔らかめの歯ブラシを選びましょう。硬めの歯ブラシは歯茎を傷つけることがあるので注意が必要です。

基本的な歯磨きのコツ

  1. 毛先を意識して当てる:歯と歯茎の境目、歯と歯の間、歯の表面に毛先をキチッと当てる。
  2. 小刻みに動かす:小さいストロークで1〜2本ずつ動かす。
  3. 軽い力で磨く:毛先が広がらないように軽い力で磨く。

奥歯をしっかり磨くための3つのコツ

  1. 喉側を磨く:歯ブラシの先端部分を使って磨く。
  2. 内側を磨く:歯ブラシを歯の並びと平行に入れて、歯茎と歯の間に毛先を届かせる。
  3. 頬側を磨く:口を少し閉じて、頬を歯ブラシの柄で引っ張るようにすると、歯ブラシが奥歯まで届きやすくなる。

効果的な歯磨きの工夫

ヘッドが小さい歯ブラシを使うと、小回りが利き、細かいところまで磨きやすくなります。前歯の歯並びの悪い部分でも効果的です。朝の忙しい時間にたっぷりと時間をかけて歯磨きができないときは、ヘッドの大きい歯ブラシを朝専用にするのも良いかもしれません。

歯を磨くときは、歯ブラシを入れる角度や口の開き方を工夫してみてください。歯磨きの時間はかかるかもしれませんが、しっかりと磨くことで虫歯や歯周病の予防につながります。

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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