歯の変色を改善するウォーキングブリーチとは何ですか?
24.01.11(木)
ブログタイトル:歯の変色を改善するウォーキングブリーチとは?
- はじめに
歯の変色は、誰もが経験する悩みのひとつです。歯の色が白く美しいと、笑顔が明るく見え、自信にもつながります。
歯の変色には、さまざまな原因があります。今回は、歯の変色の原因と、改善方法についてご紹介します。
- 歯の変色の原因
歯の変色は、大きく分けて「外因性変色」と「内因性変色」の2つに分けられます。
◎外因性変色
外因性変色とは、歯の表面に色素が付着することで起こる変色です。コーヒーや紅茶、タバコなどの色素が、歯の表面に付着して、歯の色を変えます。また、食べ物の色素や、歯磨き剤の中に含まれる特定の成分が、歯の表面に付着して、歯の色を変えることもあります。
◎内因性変色
内因性変色とは、歯の内部に色素が沈着することで起こる変色です。歯の神経治療後に、歯の内部に色素が沈着して、歯の色が変わります。また、歯を強く打ったことによる外傷や、一部の薬剤の副作用によって、歯の内部に色素が沈着することもあります。
- 変色を改善する方法
歯の変色を改善するには、原因に応じた方法があります。
◎外因性変色
外因性変色は、原因となる色素を避けることで改善できます。コーヒーや紅茶などの色素の強い飲み物・食べ物を控えたり、歯磨き剤をこまめに交換したりすることが大切です。また、歯の表面に付着した色素を落とすために、ホワイトニングを行うこともできます。
◎内因性変色
内因性変色は、原因となる色素を除去することで改善できます。歯の神経治療後に起こった変色は、歯の神経を再治療することで改善できます。また、歯を強く打ったことによる変色や、薬剤の副作用による変色は、原因を取り除くことで改善できます。
歯の変色には、さまざまな原因があります。歯の外側の変色には、喫煙、コーヒーや紅茶などの飲み物、食べ物、歯磨き剤などによるものが一般的です。一方、歯の内部の変色には、歯の神経の治療や、外傷、薬の副作用などによるものがあります。
歯の変色を改善する方法には、被せ物や詰め物をする、歯の中から色を分解する、歯の外側からホワイトニングをするなどがあります。今回は、歯の中から色を分解するウォーキングブリーチについて解説します。
- ウォーキングブリーチとは?
ウォーキングブリーチは、歯の内部からホワイトニング剤を作用させる治療法です。歯の裏側から歯の中にアクセスして、ホワイトニング剤を入れるスペースを作ります。その後、ホワイトニング剤を入れ、裏側から蓋をして、数回繰り返します。これにより、歯の内部から色素が分解され、歯の色が白くなっていきます。
- ウォーキングブリーチのメリット デメリット
◎ウォーキングブリーチのメリットは、以下のとおりです。
- 歯の内部の変色に対して効果的
- 歯の表面を削る必要がない
- 比較的短い期間で効果が出る
◎ウォーキングブリーチのデメリットは、以下のとおりです。
- 歯の神経が治療されている歯にしか適用できない
- 後戻りが少しある
- ウォーキングブリーチ後、後戻りが少しある
- 保険診療では受けられないので自由診療になります
- ウォーキングブリーチを行う際には、以下の点に注意が必要です。
- 歯の神経が治療されている歯にしか適用できない
- 後戻りが少しある
- 保険適用外
- 歯の表面を傷つけないように注意する
- ウォーキングブリーチの流れ
①歯周組織の検査
まず、歯の周りの歯周組織の検査を行い、問題がないかを確認します。歯周病や虫歯などの問題があると、ウォーキングブリーチを行うことができません。
②歯の裏側からの治療
歯の裏側から歯の中にアクセスして、ホワイトニング剤を入れるスペースを作ります。
③ホワイトニング剤の導入
ホワイトニング剤を入れ、裏側から蓋をします。ホワイトニング剤は、歯の内部に徐々に浸透して、色素を分解します。
④繰り返し施術
数回繰り返し、歯の色が白くなるまで続けます。1回の施術で効果が出る場合もありますが、2〜3回の施術が必要になることもあります。
- ウォーキングブリーチを検討している方へ
ウォーキングブリーチは、歯の変色を改善する効果的な方法ですが、メリットとデメリットを理解した上で、歯科医師と相談しながら自分に合った治療法を選択することが大切です。
帯広 帯広市 いしかわ歯科
歯医者 歯科 歯学博士 歯科医師
医院長 石川