顎がゴリゴリなるのは顎関節症ですか?
23.09.04(月)
顎関節症(TMJ)とは
顎関節症(TMJ)とは、顎関節の痛みやこわばり、開口障害などの症状を伴う疾患です。顎関節は、頭蓋骨と下顎をつなぐ関節で、口を開閉したり、食事や会話をしたりするのに必要な関節です。顎関節症は、顎関節の損傷や炎症によって起こります。
顎関節症の原因
顎関節症の原因は、はっきりと解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
- 歯ぎしり・食いしばり
- ストレス
- 首のこり
- 噛み合わせの異常
- 顎関節の損傷
- 骨粗鬆症
- 甲状腺機能亢進症
- リウマチ性疾患
顎関節症の症状
顎関節症の症状は、軽度から重度までさまざまです。軽度の場合は、以下の症状が現れます。
- 顎関節の痛み
- 顎関節のこわばり
- 開口障害(口が開かない)
- 顔面の腫れ
- 耳鳴り
- めまい
重度の場合は、以下の症状が現れることもあります。
- 顔面の変形
- 発熱
- リンパ節の腫れ
顎関節症の治療
顎関節症の治療は、症状の程度によって異なります。軽度の場合は、安静や鎮痛剤などの薬物療法で治療します。重度の場合は、手術療法が必要になることもあります。
顎関節症の予防
顎関節症を予防する方法は、以下の通りです。
- 歯ぎしりや食いしばりをやめる
- 首のこりを解消する
- ストレスを減らす
- 正しい姿勢を保つ
- バランスの良い食事を摂る
- 適度な運動をする
顎関節症の注意点
顎関節症は、早期に治療を開始することで、症状の改善が期待できます。そのため、顎関節に痛みやこわばりなどの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診してください。
まとめ
顎関節症は、顎関節の痛みやこわばり、開口障害などの症状を伴う疾患です。顎関節症の原因は、はっきりと解明されていませんが、歯ぎしり・食いしばり、ストレス、首のこり、噛み合わせの異常、顎関節の損傷、骨粗鬆症、甲状腺機能亢進症、リウマチ性疾患など、さまざまな要因が関与していると考えられています。顎関節症の治療は、症状の程度によって異なります。軽度の場合は、安静や鎮痛剤などの薬物療法で治療します。重度の場合は、手術療法が必要になることもあります。顎関節症を予防する方法は、歯ぎしりや食いしばりをやめ、首のこりを解消し、ストレスを減らし、正しい姿勢を保ち、バランスの良い食事を摂り、適度な運動をすることです。顎関節症に痛みやこわばりなどの症状がある場合は、早めに歯科医院を受診してください。
帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科
医院長 石川