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歯がしみる原因てなに? 対策方法は?

23.08.24(木)

【歯がしみる原因と対策方法について】

みなさん、こんにちは。本日は皆さんが日常的に経験するかもしれない、「歯がしみる」という問題についてお話したいと思います。美味しいアイスクリームを食べた時や、朝の冷たい水で歯磨きをしたとき、突然歯がしみる感覚に襲われた経験はありませんか?これは単なる一時的な現象かもしれませんが、時には口腔内の健康問題を示すサインとなることもあります。それでは、歯がしみる原因と、その対策について考えていきましょう。

まず、歯がしみる主な原因から見ていきます。多くの場合、しみる感じがするのは歯のエナメル質(歯の表面を覆う硬い組織)やセメント質(歯の根を覆う組織)が削れてしまい、内部の象牙質や歯髄が露出した結果です。これらの部分が露出すると、温度や触感、甘さなどの刺激が直接歯髄に伝わり、歯がしみる感覚を引き起こします。

さて、何が歯のエナメル質やセメント質を削るのでしょうか。以下にその主な原因を挙げてみます。

  1. 虫歯: 歯のエナメル質を侵す虫歯は、しみる感じを生じさせる大きな原因の一つです。
  2. 歯周病: 歯周病が進行すると歯の根が露出し、しみる感覚を引き起こします。
  3. 知覚過敏: 過度のブラッシングや歯磨き粉の摩擦などにより、歯が過敏になることもあります。
  4. 歯の欠けや詰め物・被せ物のずれ:これらも歯髄が直接刺激を受ける原因となります。
  5. 妊娠・更年期など、体調の変化:ホルモンバランスの変動が歯ぐきの状態を変えることがあります。

また、普段からの歯ぎしりや食いしばりの癖が、歯や歯ぐきに負担を与えることもあります。

これらの原因を知った上で、どのように対策すれば良いのでしょうか。まず一番大切なのは、定期的な歯科医院でのチェックアップです。歯医者さんは、初期の虫歯や歯周病を見つけ出すことが可能で、早期治療につながります。また、適切なブラッシング方法や食生活のアドバイスもくれます。

次に、家庭でできる対策としては、柔らかいブラシを使用し、力を入れすぎずにソフトに磨くことが推奨されます。また、知覚過敏用の歯磨き粉を使用すると効果的です。そして、歯ぎしりや食いしばりが原因の場合は、マウスピースの使用やストレス対策が必要となります。

何より、日々の口腔ケアと食生活の見直しを心掛けることが大切です。その一方で、もし症状が続くようであれば、必ず専門家に相談しましょう。

皆さんの口腔内健康を願っています。毎日のケアと定期的な歯科チェックアップで、健康な口元を維持しましょう。

帯広 歯科 歯学博士 歯科医師 いしかわ歯科

医院長 石川

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