ブログ|帯広市西21条南で歯科をお探しの方はいしかわ歯科まで

  • 電話
  • メニュー

Q&A虫歯はどのように進行していくのでしょうか?

22.06.11(土)

もともと口の中には細菌が住み着いていて、その細菌は約600種類 1g中の歯垢にはおよそ1000~2000億個も存在すると言われています。そして食事の後や就寝前に歯を磨かないと口の中に残った食べカスを栄養源にして時間とともに歯垢(≒細菌)が増えていきます。

 

口の中に住み着いている細菌の出すねばねばしたものと細菌自体が混ざり合ったものを歯垢と言って、歯にしっかりとくっついてブラシなどでこすらない限りは簡単には剥がせません。こうしてできた歯垢の中で細菌が作り出す酸によって歯の表面を少しずつ溶かしてしまう病気これが虫歯です。

 

虫歯が始まった初期には痛みはないのですが進行するとやがて痛みを感じるようになります。歯の神経にまで虫歯が広がった場合には、夜も眠れぬほどの痛みを感じることがあります。

 

歯の構造は、表層から中心に向かってエナメル質→象牙質→歯髄の3層構造になっています。

 

エナメル質は無機質でできていて、ここにできた虫歯を“エナメル質う蝕”と言います。特徴は痛みがなく、白色から黄色っぽい色をして脆い状態になっています。

 

しっかり磨いて歯垢がほとんどついてない状態にして歯科医院専用のフッ化物を塗ることで再石灰化を促し削らずに治すことができます。

 

象牙質は主にコラーゲンがたくさん入った有機質でできていて、そこに歯の神経から伸びる枝が入り込んでいます。

 

ここにできた虫歯を“象牙質う蝕”と言ってその特徴は冷たい物や温かいもの、甘いものを食べたり飲んだりした時に痛みの症状を出します。

 

また見た目には穴が空いていることが多くて、ここまで進んだ虫歯の再石灰化は期待できないので虫歯になったところを削り取り人工の材料で詰めたり被せたりすることになります。痛みは軽いものから虫歯が深いところまで進行した場合にはじくじくと痛みが続くことがあります。

 

歯の中心部にある歯髄は血管や神経の集まりです。ここまで虫歯が進むと歯髄に細菌が感染して“歯髄炎”と言う症状が起こり痛みを感じます。歯髄炎にも程度があって、虫歯を取り除けば治ってしまう場合と虫歯を取り除いても治らない場合は神経を取り除く必要があります。

 

歯髄炎を放置しているとある日突然痛みから解放される場合があります。これは歯髄炎が治ったのではなくて歯髄が死んでしまって痛みを感じなくなったためです。

このまま放置すると細菌が歯の根っこの先にまで達して炎症を起こし再び痛みが始まります。さらに放置するとそこに膿が溜まりとても強い痛みを感じるようになりまた腫れてもきます。

場合によっては治療を施すのも難しい状態になって歯を抜かざるを得ない状態になることもあります。

 

痛みの出た虫歯は自然に治ることはありません。少しでも症状が出たら我慢せずに歯科医師に診てもらうことが大切です。

                                  歯学博士 歯科医師

院長紹介はコチラ←